フェラーリの創設者であるエンツォ・アンゼルモ・フェラーリは、1898年2月18日イタリアのモデナで誕生。
F1の名門スクーデリア・フェラーリのオ―ナーでもあり、モータースポーツの世界でコメンダトーレという愛称で親しまれた偉人の一人です。
歴史があるから「いま」がある!
1947年にレーシング・マシンを開発し、1950年からF1に参戦。その後もル・マン24時間レース、ミィレ・ミリアなど功績を残しています。
1960年代に経営困難になり1969年にイタリアの自動車会社のフィアットの傘下に入り経営は安定。会長に就任後はモータースポーツ部門で活躍しています。
1956年に息子の死後は本拠地のモデナを拠点にし、チームの運営をマネージャーに任せ一線から退いていました。しかしF1の世界での発言力は強く、1988年8月14日に死去したときにはイタリア全土が喪に服したという。
希少価値の高いモデルとして存在感は圧倒的!
2002年に特別限定モデルとして、エンツォ・フェラーリが誕生。サーキットで培った技術などを芸術の域まで進化させ、究極のスポーツカーとして最新のテクノロジーを搭載しています。
流体力学を駆使し微妙な空気の流れも考えられた設計スタイルは、コンパクトなサイズと軽量化を実現。F50はフォームラワンのテクノロジーを公道用に搭載した最初のモデル。
軽量なV12エンジンやカーボン・ファイバー製のブレーキ、マンマシーン、インターフェイスなどは、その後のフェラーリにもいかされています。
エンジンは65°V12で、総排気量は5,998㏄。最大出力660馬力、最大トルクは67kgm。リアに搭載されているギア・ボックスはF1と同じ仕様になっています。
アブダビに次ぎ2番目にオープンのランド?
フェラーリランドは、ヨーロッパに建設された初めてのテーマパークで、バルセロナから1時間ほどの場所にあります。アヴェンチュラ・ワールド・リゾートに建設された総面積70,000㎡。
フェラーリ好きな人だけでなく、家族でも楽しめることがコンセプトの一つ。ここでは、フェラーリの歴史も知ることができます。
パークには11のアトラクションがあり、なかでも垂直コースター「Red Force(レッド・フォース)」は高さが112メートルあり5秒で最高速度180km / hに到達。
その他には体験型アトラクションの「Flying Dreams(フライング・ドリーム)」「Racing Legends(レーシング・レジェンド)」F1とGTの歴史をめぐることができます。
「Maranello Gran Race(マラネッロ・グランレース)」では、GT車を運転することも可能に。大人から子どもまで楽しめるアトラクションでフェラーリの世界を堪能できそうですね。
「V12エンジン」のスペック
タイプ:ミドシップ縦置き・65度V型12気筒
ボア×ストローク:92×75.2mm
1気筒あたり排気量:499.90cc
総排気量:5,998㏄
最高出力:485kW / 7,800rpm
最大トルク:657Nm /5,500rpm
バルブ作動システム:DOHC1気筒あたり4バルブ
点火装置:ボッシュ・モトロニクME7点火システム
クラッチ:ツインプレート