世界最速のコンパクトFRスポーツ「AC Schnitzer ACL2」がアンヴェール!

先日までスイス・ジュネーブで開催された、世界最大級のモーターショー「ジュネーブモーターショー2016」。そこでは、世界各国の自動車メーカーが、新型車、新技術で開発中のコンセプトカーを出展していましたが、このショーはそれだけではなく「東京オートサロン」のようなカスタムカーのお披露目の場でもあります。

BMWのチューニングカーで、日本でもお馴染みのACシュニッツァー社が、コンパクトFRクーペ・2シリーズのスポーツグレードBMW「M235i」をベースに仕立てあげたコンプリートスポーツカー「AC Schnitzer ACL2」を発表しました。

M235iはBMWのCセグメントクーペモデル

ACL2 m235-16
ベースとなった、BMW「M235i」を簡単に説明すると、BMWのCセグメントクーペモデルで、心臓部にはBMW伝統の直列6気筒3.0Lツインターボエンジンをスペース一杯に詰め込んだスポーツクーペになります。ここ最近だと、このような”走り”を意識したコンパクトFRスポーツカーは少なく、登場から人気を博しています。

さて、ACL2はそんな人気者をどのようなクルマに仕上げたのでしょうか。

「M4」のエンジンを過激にチューニング!最高出力は570英馬力

ACL2 m235-9

心臓部は、同じ3.0L直列6気筒エンジンですが、兄貴分に当たるスポーツクーペ「M4」のエンジンをベースにシュニッツァーがより過激にチューニングを施し、なんと570英馬力を発生し、0-100kmを3.9秒、最高速度は330km/hという驚異のパフォーマンスを実現!

トランスミッションは、”走りのBMW”を最大限愉しんでもらうため、この2016年では珍しい3ペダルMTを採用しています。詳しい仕様は公開されていませんが、恐らく7速MTで強化されているのは間違いないでしょう。

カーボンファイバー製のエアロパーツに285/25R20ZRという極太タイヤを装着

ACL2 m235-11

中身をここまで強化してしまうとそれに合わせた外装を纏う必要があります。カーボンファイバー製のフロントカナード、スポイラー、大型リアウィングが装着、足元はビッグパワーをしっかり受け止めるため、285/25R20ZRという極太タイヤが履かされています(左右に70mmずつフェンダーを拡大)。ホイールの奥には、カーボンセラミック製ブレーキディスクや、ニュルブルクリンクで鍛えられた車高と減衰力が調整可能なサスペンション(M4用ベース)も装備しています。

ロールバーは貫通せず、強化を施されたインテリア

ACL2 m235-34
ACL2 m235-36

最後にインテリアは、あくまでもショーモデルということもあって、若干派手なものになっていますが、決して実用性を排除したものではありません。シートは、カーボン製のフルバケットシートに変更され、リアシートは外されています。これだけパワートレイン、足回りが強化されているにもかかわらずロールバーが貫通していないのは、意外でした。とはいえしっかりと強化はされています。

ACシュニッツァーは、チューニングメーカーながらBMW社と密接に技術のやり取りをしており、ベース車の持ち味を決して損なうことなく素晴らしいクルマを作り上げます。このACL2は、あくまでもコンセプトカーとしての出展とのことでしたが、既にオーダーが入っているとのことです。

参考 – AC Schnitzer、Youtube : AC Schnitzer ACL2 – World Premiere at the Geneva Motor Show 2016

クリハラジュン

クリハラジュン

大学生時代に就活せず自動車ライターをはじめ、生活の全てを愛車のインプレッサ WRX STI Type Rにささげているクルマ馬鹿でありマカーです。