アプリリアのV4エンジン搭載!市販フォーミュラレーサー「G1」を知ってる?

モーターサイクル好きの方からすると「四輪車のエンジンって、馬力は凄くても、デカくて重いな~」なんて思うことがあるかと思います。

モーターサイクルのエンジンは、コンパクトな車体に搭載する都合上、四輪用と比較して小さく、高回転型なワケです。

ApriliaのV4エンジンは200馬力オーバー&コンパクト!

そんなモーターサイクル好きの声が聞こえたワケではないでしょうが……

“Aprilia”が自慢のV4エンジンを搭載した四輪レーサーを発表しました!それがコチラのGriiip「G1」。

“Aprilia”製V4エンジンと言えば、同社のフラッグシップ・モデル「RSV4 RF」にも搭載されている、圧倒的なハイパワーが自慢のエンジン。

2017年モデルでは、既存モデル最高出力が16馬力向上(本国仕様)して205馬力!さらに2.5Kgもの軽量化に成功していました。

新設計のシリンダーヘッド、新しいバルブスプリングやプロファイルが変更されたカムシャフト、軽量化されたクランクシャフトと振動とフリクションロスを軽減したアルミ製シリンダーライナー一体クランクケースなどが採用されており、入魂の1基と言えましょう。

200馬力オーバー!ノートン「V4 RR」は公道走行可能なマン島TTレーサーレプリカだ!

当サイトで過去にご紹介したように、イギリスの老舗ノートンがマン島TTレーサーレプリカとも言える「V4 RR」も同社製V4エンジンのチューンドバージョンを搭載しています。

Griiip「G1」はFormula X Italian Seriesに参戦!

さて、今回発表された四輪レーサーに話を移しましょう。

Griiip「G1」は何処を走っているのかと言うと、Formula X Italian Seriesになります。イタリアと同国に馴染み深いクロアチアのサーキットにて、6戦で争われる年間シリーズ戦です。

そこに新参入するのが、イスラエルとイタリアを母体とするチーム”Griiip”。イスラエルの最新テクノロジーを投入してデザインされた車両をレース好きのイタリア人が組み上ている、ということです。

“Griiip”と”Aprilia”の公式発表によりますと、「G1」は”Aprilia”製「RSV4」用1,000cc、V4エンジンを搭載。最高出力は201馬力。”Griiip”オリジナルの吸排気が合わせられています。

6速シーケンシャル・トランスミッションを装備しており、クラッチレスで高速アップ&ダウンシフトが行えるクイックシフターを搭載。また、特許出願中の”Griiip”オリジナルのドライブトレインはチェーンを使わぬドライブシャフト(LSD装備)を採用しており、メンテナンス性を高めています。

そのエンジンを搭載するのは、軽量なクロモリ製スペースフレーム。

リリースへの記載はありませんが、ボディは当然のことながらカーボン製です。

車両重量は燃料込みで390kgです。

今回発表されたGriiip「G1」は、”Griiip”から販売するために製作されたプロトタイプであるようです。また、どうやら”Griiip”は単なるレーシングチームではなく、この「G1」を用いたワンメイクレース”G1 Series”を企画している模様。

そもそも”Griiip”は、レースの世界を一般人の手に取り戻す、という大きな目標を持っています。今から注目しておきたい企業ですね。

参考-アプリリア(グローバル)、Griiip
Reggy

Reggy

オートバイ系雑誌・書籍編集をする傍ら、自転車輸入販売業として起業。得意ジャンルは自転車(子ども車・子ども乗せ・クロスバイク)・オートバイ・自動車・アウトドア。