BMWは、2015年に米国ラスベガスで行なわれたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に合わせ、コンセプトカー「BMW i ビジョン・フューチャー・インタラクション」を発表した。
「BMW i」ブランドのスポーツカー「i8」のオープン仕様となる「i8スパイダー」を示唆するモデルのようである。
ルーフもドアもミラーもない点が外観上の特徴
特徴的なのはルーフとドアの無いユニークなエクステリアデザインだろう。ルーフとドアがないというと、まるでジープやバギーを思わせるが、「BMW i ビジョン・フューチャー・インタラクション」はそういったアウトドア仕様のクルマとは完全に一線を画している。
外観よりも装備が近未来的なコンセプトカーだった
「BMW i ビジョン・フューチャー・インタラクション」はBMW が提案する、将来的なユーザー・インターフェースのコンセプトモデルだ。ドライバーへの情報はヘッドアップ・ディスプレイ、メーターパネルの3Dディスプレイおよび21インチ・パノラマ・ディスプレイに表示。自動運転などのドライビングモードに加え、手の動きや距離感をセンサーで認識することにより、パノラマ・ディスプレイをタッチ・スクリーン同様に、かつ画面に触れることなく操作が可能となるAirTouchを搭載している。かなり近未来的なコンセプトカーなのだ。
コクピットそのものが操作パネルとなっている
また、AirTouchでなくとも、ステアリングホイールやアームレストなどは触れるだけでも操作が可能となる。もはやタッチパネルの数段上を行く、コクピットそのものが操作パネルとなっているのだ。さすがに盛りだくさんの内容だけに、市販化されるにはまだまだ日数がかかるだろうが、一日も早く、こうした最新技術が我々、市井に生きる者にも触れられるようになって欲しいものである。さしあたり、オートドライビングだけでも、早急に取り入れて欲しい!
参考 – BMW、Youtube : The new BMW i Vision Future Interaction、First Look at BMW i8 Spyder Self-Driving Concept Car