当サイトで幾つも紹介しましたが、フランクフルト国際モーターショーで幾つものEVコンセプトカーが発表されました。
最もインパクトがあったのはホンダ!
往年の名車を彷彿とさせるEVコミューターのコンセプトカー「Honda Urban EV Concept」を発表しました。
スマートは、カーシェアリングを視野に入れたコンセプトカー「Vison EQ forwto」を発表。
そして、未完成モデルを緊急投入して来たのは……
「Mini」でした!2019年にEVバージョンをリリースする、というから驚きです。が、「Mini」ならば、それも可能。何故なら、BMWグループの一員だから。
ご存知の通り、”BMW”はヨーロッパメーカーにあって、既に「i3」を発売しており、”Renault”と並んでEVで先行しているのです。
BMW「i3s」はスポーティな上級バージョン!
そんなBMWのEV「i3」がモデルチェンジされ、新たに”ホットハッチ”と呼びたくなるスポーティな上級バージョン「i3s」を追加しました!
スポーティ・バージョンと呼ぶだけのことはあり、ベースモデル「i3」は最高出力125kW / 170hp、最大トルク250Nm(184lb-ft)ですが、「i3s」は最高出力135kW / 184hp、最大トルク270Nm(199lb-ft)を発揮します。
一方、エクステリアだけを見れば、前後バンパーが専用仕様とされていることと、旧モデルと比較して20mmワイドな専用アルミホイールが装備されている程度にしか見えません。が、実は……
実は専用スポーツサスペンションを装備。特別にチューニングされたスプリング、ダンパー、アンチロールバーを搭載しており、車高は10mm下げられています。
また新型「i3」と比較してトラックが40mm広げられており、パワートレインのアップデートを足回りの変更により受け止められる仕様とされています。
その結果、パフォーマンスを比較すると、「i3」が0~100km / h加速7.3秒、最高速度150km / hですが、「i3s」は0~100km / h加速6.9秒、最高速度160km / hと、向上しています。
バッテリー容量は33kWhであり、「i3s」の航続距離(新欧州ドライビングサイクル)は280kmと、若干ながら「i3」を下回ります。これは残念……
“コネクティビティ”がウリの「i3」・「i3s」では、10.25インチと高精細になったタッチディスプレイを装備しています。
BMW「i3s」のグローバル・リリースは11月!
いかがでしたでしょうか?環境に配慮した「i3」にスポーティ・バージョンとして投入される「i3s」。その実用性はまだまだ不安ではありますが、少なくともその姿勢では、他の自動車メーカーを凌駕していることが分かりますね。