ついに、中国から刺客…ではなく、全く新しいテクノロジーを搭載したクルマが登場! 北京を拠点とする新興メーカー、TECHRULES(テックルールズ)社が、2016年3月1日〜13日にスイスで開催されるジュネーブモーターショー2016に、「TREV」なる独自の最新システムを搭載したスーパーカーを出展することを発表、話題を呼んでいる。
「TREV」は、Turbine-Recharging Electric Vehicle(タービン・リチャージング・エレクトリック・ビークル)の略。直訳すると、タービンで再充電する電気自動車…どうもガスタービンを使ったハイブリッドカーのようだ。ガスタービンを使う?水素と酸素で電気を作る燃料電池車(FCV)なら聞いたことあるが、ガスは初めてだ。
1,044ps、航続距離2,000km!
詳しいスペックなどはまだ明らかにされていないが、この「TREV」は
■最高出力1,044ps(1,030bhp)
■満タンからの航続距離2,000km
を誇るという。ということは、超速くて超燃費がいい、超スーパーエコカーということだ。
同じようなコンセプトカーは今……
日本のトヨタやホンダ、欧州でもBMWなどが一生懸命やっているFCVが霞むようなクルマが、本当にできるのか?
ちなみにかつて、ジャガーなどがマイクロ・ガスタービンシステムというものを搭載した電気自動車を発表したことがある。キャプストン・タービン社がLAモーターショー2009で発表したCMT-380、ジャガーが2010年のパリ・モーターショーで発表したC-X75(写真上)などがそれ。
いずれも超速く、超低燃費が売りのコンセプトカーだった。が、結局その後は徐々に話を聞かなくなり…現在まで実用化には至っていない。
さて、中国製ガスタービン・スーパーカーの場合はいかに? ちょっと気になる存在だ。
参考 – 1,030-hp Chinese supercar concept with turbine range extender to go the distance in Geneva(gizmag)