スイスで開催しているジュネーブモーターショーに、フェラーリの新型モデルが登場! 800psものモンスターパワーを発揮する「812スーパーファスト」を紹介しましょう。
創立70周年を迎えるフェラーリが、自信を持って発表したこのクルマ。注目はエンジンで、伝統のV型 12 気筒エンジンを搭載。
排気量は、現行モデルの「F12ベルリネッタ」の6.2Lから6.5Lへアップ。最大出力800ps / 8,500rpm、最大トルクも73.3kg-m / 7000rpmと、いずれも「F12ベルリネッタ」はもちろん、そのハイパワーバージョン「F12tdf」を上回るポテンシャルを発揮。70年の歴史上、最もパワフルな市販モデルといえるのです。
しかも、「812スーパーファスト」の次期モデルには、ターボチャージャーが付くことが決まっていますので、最後の自然吸気エンジンともいえます。そういった意味でもかなりプレミアムなクルマといえますね。
電子制御で武装
フロントロングノーズのファストバックスタイルを採用したエクステリアは、かなり精悍です。
特にサイドビューはスポーティそのもので、ダウンフォース強化のために装備されたリヤスポイラーなどにより、全体のスタイルをかなり低くアグレッシブに見せることに成功。
1960年代に作られた往年の名車「365GTB4」を彷彿とさせるフォルムは、フェラーリファンはもちろん、スーパーカー好きにはたまらない魅力があります。
「812スーパーファスト」には、フェラーリ初の電動ステアリングを装備。
また、前輪の切れ角に対し後輪に舵角を付ける、いわゆる4WS的な装備、バーチャルショートホイールベース 2.0 システム(PCV)も採用。電子制御を駆使した最新テクノロジーにより、安定した高いコーナリング性能を発揮します。
ボディサイズは全長4,657×全幅1,971×全高1,276×ホイールベース2,720mm。
培われた伝統的な技術と最新テクノロジーが集結したこのクルマは、まさにスーパーカー! 正式発売が楽しみです。