カーナビなどの映像を、フロントウインドウ付近に設置した透明なガラスに投影するヘッドアップディスプレイ、通称HUD。
このシステムの良い点は、センターコンソールなどに設置する一般的なディスプレイに比べ、ドライバーの視線移動幅が少なく、より安全であるということ。
しかも、元々戦闘機のコクピットに使われていた技術であるため、イメージ的にかっこいい。また、リアルな運転で、ドライブゲーム的な雰囲気を出せそうなのも気になるところ。
が、装着するには設置条件が限られていたり、高価だったり…まだちょっと敷居が高い。
そんなヘッドアップディスプレイをグンと身近にするのが、アメリカのクラウドファンディング・サイト「KICKSTARTER」に登場した「HUDWAY Glass」だ。
スマホ画面を投影させる車載アクセサリー
その名の通り、このアイテムは要はただのガラス。
ナビなどの映像は、ベースマウントに設置したスマホを投影させることで、簡単&安価にヘッドアップディスプレイを楽しもうといったアイデア商品だ。
なにせ、前述の「KICKSTARTER」では、現在、このアイテムをキャンペーン価格の49ドル(約6,000円)で販売中。しかも専用アプリ8つ付き。これなら超安く済む!
設置は、まず、投影ガラス付きベースマウントを、クルマのダッシュボードに両面テープなどで固定。あとは、自分のスマホをセットするだけと、とにかく簡単だ。
ここで、ちょっと疑問。スマホ画面を投影するということは、ガラスには画面が反対に写ってしまうのでは?
そこもご安心あれ。専用アプリをスマホにダウンロードして使えば、画面には反転された状態で映像が表示される。つまり、それを投影すれば、ドライバーはちゃんと正方向で映像を見ることができるのだ。
アプリは、カーナビはもちろん、スピードメーターや走行中の撮影ができるスピードカメラなど、様々なタイプを用意(今後リリース予定のものもあり)。ほぼ全てが、iOSとAndoroidの両方に対応している。
本格的なカーナビと対応ヘッドアップディスプレーを購入することを考えれば、安価で取り付けも楽。これが、1万円以下で買えるなら…試してみる価値はあるかも!?
参考 – HUDWAY Glass ; keeps your eyes on the road while driving(KICKSTARTER)