フェラーリやランボルギーニ、ポルシェやBMWなど、高級車のインテリア(内装)をカスタムメイドするポーランドのメーカー、CALEX DESIGN(カレックスデザイン)。
高級車の内装は、純正ですでにレザーやカーボンなどを多用して、上質な仕上げになってはいる。が、CALEX DESIGNはそれをさらにグレードアップ、オリジナリティ溢れるフィニッシュにすることで、欧州はじめ世界中で人気があるメーカーだ。
その最新作が、上のメルセデスベンツ・Gクラス「ゲレンデヴァーゲン」。SUVモデルということで、ベンツの中では比較的質素な内装を、ビンテージ風にカスタム。レザーやウッドを多用することで、よりアーバンでラグジュアリーな雰囲気に仕上げている。
ステアリングやセンターコンソールはウッド製
例えばステアリングホイール。
純正が、ブラックレザー張りのスポーティな小径タイプであるのに対し、ウォールナットカラーのウッド製を採用。3本のスポーク部にあしらわれたメイプルとブラックの差し色が見事にマッチし、古めかしさを感じさせずにビンテージな雰囲気を演出する。
インパネに張られた、ダメージ風のブラックとブラウンのレザーもまたシブさ満点。パッセンジャー側手すりには、ダブルステッチのレザーも採用している。
センターコンソールも、古木風のウッド板に変更。外枠などにはメイプルのレザーも張り、ホワイトステッチもあしらう。インパネ同様、ステアリングとのマッチングは抜群だ。
レザーシートはブラックとブラウンの2トーンに
シートもダメージ風のレザーで張り替えている。
ブラックとブラウンのレザーの張り合わせには、美しいステッチワーク。ポイントで入ったメタル製の鋲などで、ワイルドな雰囲気も醸し出している。
パッセンジャーシート側のステップボード付近には、レザー製の小物入れも装備。マップや書類など、ちょっとしたものを入れられるのだが、革のワレット風デザインにすることで、実用装備にも全体の雰囲気にマッチさせる気配りがなされている。
ほかにも、リヤラゲッジには、荷物固定用のレザーベルトを装備するなど、細かい箇所までカスタムメイド。いずれも、まさに”職人技”と呼べるクオリティの高さだ。
こんなゲレンデ、一度乗ってみたい!