60年前から大活躍!?「ウニモグ」を3分で学ぶ!

「ウニモグ」…という単語に聞き覚えがあるでしょうか?

ちなみに魚介類の「ウニ」とは一切関係はありません。「ウニモグ」とはダイムラー社がメルセデス・ベンツブランドで製造、販売する多目的自動車のことです。今回は、ちょっと変な響きのネーミングを持つ、累計40万台以上が生産されたロングセラーモデル「ウニモグ」についてご紹介していきましょう。

メルセデスベンツ「404ウニモグ」

1955-Mercedes-Benz-404-UNIMOG-4

1945年、ウニモグは「農業用自動多目的装置」…要は荷台のあるトラクター・農作業車として開発されました。これは第二次大戦後、ドイツが再び軍事大国となることを恐れた連合軍は、ドイツを農業国として復興させようとしており、他の名目では新規開発を認めなかったという背景があったようです。

高い最低地上高と短いホイールベースを持つ四輪駆動車

758613937_b76398a5e5_z

「ウニモグ」は、路面に応じて前輪軸と後輪軸が自在に傾斜するというコンセプトでデザインされ、高い最低地上高と短いホイールベースを持つ四輪駆動車として完成しました。また、副変速機(サブギア)と逆転機(全部のギアをバックでも使える装置)を装備できることから、超低速や悪路での作業にも適しています。

最大45度の傾斜を登ることも可能

24333512415_1ce948685e_z

マニュアル6速トランスミッション+副変速機にM180ガソリンエンジンを搭載した「ウニモグ」は、地上高17インチのオフロードタイヤと四輪駆動と相まって、最大45度の傾斜を登ることも可能です。そういった性能もあり、ダカール・ラリーのトラック部門で競技車として活躍していました。

震災工作車、救助工作車としても活躍

23889933489_570889f4e4_z

日本でも高速道路の作業車や、警察、消防の耐熱救助車や震災工作車、救助工作車などとして用いられていましたので、見たことがある人もいるかもしれませんね。

現在も活躍している

1955-Mercedes-Benz-404-UNIMOG-3

さて、この1945年から製造されているウニモグですが、新設計の次世代型エンジンを搭載し、ヨーロッパの排出ガス基準ユーロ6をクリア。現在も製造されているのです。中身は大幅に変化していますが、基本的なエクステリアは初代のそれを踏襲しているところが、ドイツ車の奥深さを表していますね。

1955年製メルセデス・ベンツ「404 ウニモグ」

1955-Mercedes-Benz-404-UNIMOG-2

さて、ウニモグの歴史について学びましたが、1955年に製造されたメルセデス・ベンツ社製のトラック「404ウニモグ」がオークションにかけられました。落札予想価格は2万8,000〜14万ドル(287万円〜1,437万円)と見られています。まだまだ実際に使用できるほど状態が良く、故障しているパーツは修理済みとのことです。

それにしても、60年間もの間、「ウニモグ」のような実用車が、保管されていたとは驚きです。それにしてもカッコいいトラックですよね。

参考 –  1955メルセデス・ベンツ404 UNIMOG | HiConsumption、画像 – Flickr : Georg Sander

K.Y

K.Y

スーパーカーやバイクなどの乗り物と音楽と洋服が好きなガテン系中年ライター。どんなものでも中身はハイテク外見はローテクが理想のカタチである。