fbpx
モーガン×セルフリッジズのコラボ「EV3 1909セルフリッジズ・エディション」

モーガン×セルフリッジズのコラボ「EV3 1909セルフリッジズ・エディション」

モーガン(Morgan)といえば、イギリスの老舗カーブランドであることはクルマ好きならご存じの通り。1909年に設立された同社は、数々のオープンスポーツカーを製作し、現存するビンテージカーは、高額で買い集めるコレクターが世界中にいるほど人気が高い。

そのモーガンが、やはりイギリスの有名百貨店ブランドのセルフリッジズ(Selfridges)とコラボ。往年のモーガン車を彷彿とさせる、ビンテージ感満点の3ホイラー(3輪自動車)ながら最近話題の電動カーという、温故知新なクルマを発表したのだ。

 

伝統の2社がコラボ

モーガン×セルフリッジズのコラボ「EV3 1909セルフリッジズ・エディション」

「EV3 1909セルフリッジズ・エディション」は昔の戦闘機のように縦長で流線型のボディを採用し、フロント2輪、リヤ1輪の3輪仕様となっている。ベース車両は、モーガンが製作している「EV3」。EVは電気自動車(ELECTRIC VEHICLE)、”3”は3輪車の意味。スタイルはモーガンの黎明期に作られた3輪のスポーツカーをイメージしたものだ。

また、1909は会社の設立年度。実は、モーガンとセルフリッジズは、設立されたのは同じ年。伝統があり、どちらも高級であることで有名な両社がコラボしたこのクルマは、チープなイメージもある電気自動車を、ラグジュアリーな雰囲気に押し上げている。

要するに、こいつは「EV3」をベースに、より高級感溢れる仕様にしたスペシャルカーなのだ。ちなみに、1909の19は、19台限定であることも意味している。高級でリミテッドなクルマ、イメージ戦略は完璧だ。

 

すべて手作りで高い質感

19台限定というだけあり、製作はモーガンのエンジニアがすべて手作りで行っている。

モーガン×セルフリッジズのコラボ「EV3 1909セルフリッジズ・エディション」

モーガン×セルフリッジズのコラボ「EV3 1909セルフリッジズ・エディション」

ヘッドライト下やメーター内のパネル類はウッド製で、削りや加工もすべてハンドメイド。

 

モーガン×セルフリッジズのコラボ「EV3 1909セルフリッジズ・エディション」

ブラックのレザーシートにはモーガンのエンブレムを型押し。

 

モーガン×セルフリッジズのコラボ「EV3 1909セルフリッジズ・エディション」

コンソールには、セルフリッジズのロゴが入ったゴールドプレートも施されている。

一方、性能や走りはどうだろう。パワーユニットはもちろん電動モーターで、最高速度は時速30マイル(時速約48km)。バッテリー満充電時の航続距離は193km〜241km。性能的には、普通のコンパクトな1〜2人乗り電動自動車と同等だ。

だが、走りは意外に軽快そうだ。実際の走行シーンなどを収録した動画があるのでご覧頂きたい。

 

 

速度はあまり出なくても、電気自動車、3輪のメリットを活かしたスポーティな走りが楽しめそうなのはご覧の通りだ。しかも、エコで持続可能なエネルギーの電気を使っている点がミソだろう。イギリスで伝統があり有名な2社のコラボだけに、企業イメージ向上という意味では、かなり”高性能”なクルマだ。

車両価格などは未定だが、限定だけにかなり高いことが予想される。でも、地球環境を真剣に考えているセレブやエンスーな人たちなら、きっと買っちゃうんだろうな。プレミア商売は強し!

 

参考 – MORGAN、Youtube : Morgan EV3 #UK1909 Selfridges Edition

Writer: 平塚直樹

Keyword

Recommend

今、あなたにオススメ