2015年12月に発売され、いきなりその月の販売台数トップを獲得したトヨタのハイブリッドカー新型「プリウス」。
6年半ぶりにモデルチェンジ、トヨタの新しいクルマ作りの指標「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を初導入した新型は、かなり注目の的だ。
そんな「プリウス」を、いち早くカスタマイズしたクルマが、1月15日〜17日に千葉県・幕張メッセで開催された「東京オートサロン2016」に登場。
世界最大級のカスタムカーショーに、一体どんなカスタム・プリウスが登場したのか? ちょっとチェックしてみた。
風神雷神入りボディラッピング
KUHL RACING&ARTISが出展したプリウスは、風神雷神のグラフィックと、メタリックゴールドのボディカラーが印象的だ。これは、フイルムをボディ全面に貼るラッピングによるカスタム。ボンネットなどにはレザー風シートも採用されている。
前後ホイールは、ワーク・ZEAST ST2の17インチに変更。前後バンパーやサイドステップなどには、オリジナルのエアロパーツを装着し、よりスポーティな演出を施している。
ピンクカラーがド派手!
AWSOME JAPANが出展したカスタム・プリウスは、「可愛く、ド派手に!」がコンセプト。
ボディは、かなり目立つ鮮烈なピンクにオールペイント。オリジナルホイールWarwic Empress Mesh(前後17インチ)や、インテリアのシートカバーなどにもピンクを施し、全体をコーディネイトしている。
オリジナルバンパーでエレガントに
パーツメーカーAIMGAIN(エイムゲイン)のプリウス。
フロントバンパーは、オリジナルに変更。純正フォルムを活かしながら、リップ風の張り出しを設け、ダクトも追加するなどで個性を演出。よりエレガントな雰囲気も加味している。
運動性能をアップ!
トヨタ直系パーツメーカー、TRDのプリウス。
前後バンパーにはスポイラーを追加、サイドスカートもオリジナルに変更している。これらは、CFD(数値流体力学)解析を取り入れたもので、ノーマルの運動性をさらにアップさせることに貢献する。また、MCB(モーションコントロールビーム)なども装着し、剛性アップも図っている。
車高ダウンとリップスポイラー
パーツメーカーBLITZ製の新型プリウスは、フロントバンパー下部にオリジナルのリップスポイラーを装着。サスペンションには、オリジナル車高調「DAMPER ZZ-R」もセットして、車高をより低く先鋭的なフォルムに。
新作マフラー「NUR-SPEC VSR Quad」やエンケイ製19インチなども組み合わせることで、全体的にスポーティなフォルムを演出している。
ここに紹介したクルマは、いずれも開発期間は恐らく1ヶ月ないだろう。かなり速攻でカスタムが施されつつも、どれも個性派揃いなのには驚き。
今後も、さらに各社から様々なパーツが出てくるだろうから、楽しみだ。