十数年前から突発的に起こった、「鬼キャン」ルックの大流行。
ネガティブ・キャンバー(ネガキャン)の域を超え、”鬼のようなキャンバー角”にさせ、タイヤを思いきり寝かせることから「鬼キャン」と呼ばれている。メリット強いて言えば見た目の変化(ドレスアップ)のみでほぼデメリットしかなく、違法改造という面からも、おすすめできないカスタムのひとつである。
そして今回ご紹介したいのが、鬼キャンの限度を超えた「激鬼キャン」なスズキ「アルトワークス」だ。
鬼キャンはやはりおすすめできない…
本来ネガキャンくらいのキャンバー角であれば、旋回性能が良くなるほか、コーナリング時のグリップ性能が向上したりといったメリットもある。しかし、鬼キャンともなると、もはやグリップ性能うんぬんの話ではなく、直進安定性が損なわれ、タイヤの偏摩耗が起き、極端なローダウンによって最低地上高をクリアできなくなる可能性があるほか、車体からタイヤがはみ出すので違法改造となってしまう。
そんなドレスアップ以外にメリットのない”鬼キャン”すぎるアルトの動画が話題を呼んでいる。
ドレスアップ界では有名!?
広島県のタイヤショップ「グランドスラム尾道」主催のイベント「GSO杯」でも賞を獲得している、こちらのアルトワークスは、有名なカスタムカーのようだ。
しかし何度見てもタイヤが外れてしまっているようにしか見えない。ネットでの反応も、とても否定的なコメントが並んでいる。
それでは早速動画をご覧いただきたい。
いかがだっただろうか。
ネットではかなり叩かれている激鬼キャンアルトだが、公道を走らないサーキット走行用であれば、ここまで否定的な意見はなかったのかもしれない。for Ride読者の方々は、くれぐれもマネしないように!
参考 – Youtube : 鬼キャンアルトワークス in GSO Vol.7