さて、写真は誰の肖像おわかりですよね? イギリスが誇るエリザベス女王の肖像です。それにしても、アトリエというよりは作業場? よく言えばガレージ? 何となく女王の肖像を置くにはあまり適さない場所に思えますね…。
全てがクルマの部品で構成されたアート作品
それもそのハズ。こちらの肖像は、今年(2016年)の4月21日に90歳の誕生日を迎えたばかりのエリザベス女王を称えるために制作されたアート作品なのですが、何と構成されている800個以上のパーツ全てが、イギリス製自動車の部品で構成されているからです。ガレージで作られていたのも思わず納得ですよね。
Queen of Partsと名付けられたアート
こちらの肖像「Queen of Parts」はイギリスのKwikFitLtdと、アーティストであるデビッドパーフィット氏とがコラボレーションして作られた作品です。
それにしても「何故エリザベス女王の肖像を自動車部品で?」と思われたことでしょう。実は女王は第二次世界大戦中に英国女子国防軍に入隊し、軍用車両のメカニックとして働いていたという経歴から、自動車部品を使って制作してみようということになったようです。しかし、いまいち腑に落ちないのは筆者だけではないはず…。
Queen of Partsのメイキング
それにしてもクルマの部品だけで、こんなにも写実的な肖像が作れてしまうのですね。アーティストというのは、凄いことを考えるものです。
それでは、2分弱のメイキング動画をご覧ください。
どこのパーツかは判別できませんが、アップで見るとクルマの部品で作られているのがわかりますよね。
こんなユニークな作品なら是非一度、現物を見てみたいものです。近代美術展などで来日してくれないでしょうか。
参考 – Youtube : Queen of Parts – YouTube、KwikFitLtd
Writer:
K.Y