超軽量カーボンボディの超エコ!水素で走るイギリス製FCV(燃料電池車)「Rasa」

水素と酸素の科学反応で作った電気で走るFCV(燃料電池車)。日本では、トヨタ「MIRAI」やホンダ「CRARITY FUEL CELL」などが発売になり注目を浴びているが、イギリスではカーボンボディのFCVを開発中!ウェールズに拠点を持つスタートアップ企業Riversimple Movement社が開発中の「Rasa」がそれだ。

インホイール式モーター採用

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現在、プロトタイプの公道走行テストなどを行っている「Rasa」は、2人乗り2ドアボディを採用している。欧州製らしいお洒落なデザインは、スペイン・バルセロナのデザインスタジオが担当。特に、フロントフェイスが特徴的で、ヘッドライトには、プロジェクター式を採用。ドアは上方にせり上がるガルウイングタイプ、リヤホイールはボディに覆われて空力特性にも貢献している。車体後方に収まられた水素タンクは超小型で、重さはわずか1.5kg。

パワーユニットとなる電動モーターは、フロントホイール内に収められたインホイール式で、最高出力は11.4psを発揮。最高速度は96km/hだ。また、充電システムにはバッテリーより蓄電量が多いスーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)を搭載。ブレーキを踏んだ際に充電できる回生ブレーキシステムも採用する。

カーボンモノコックで車重580kg!

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軽量なボディも驚きだ。ボディとシャシーが一体となったモノコック構造を採用、しかも素材にはカーボンファイバーを使う事で、車重はなんと580kg!前述の通り、パワー自体は最高出力は11.4psしかないが、ボディが超軽いので、ハンドリングは軽快。また、0-89km/hを9秒で駆け抜ける優れた加速力も魅力だ。

燃料満タン時の航続距離は483km。当然ながらFCVなので、CO2排出量はゼロ。マフラーから出るのは水だけと高い環境性能を誇っている。

スピードはたいして出ないが乗り味が楽しそう

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現在、ウェールズ政府からの資金援助などを受けて開発中のこのクルマ。スピード自体はたいして出ないが、意外と乗り味が楽しそう。さて、いつ頃出るのだろうか?

参考ーRiversimple launches Rasa, a hydrogen-powered city car for the masses(gizmag)、Youtube : Riversimple hydrogen Alpha car test

平塚直樹

平塚直樹

バイクやクルマ系雑誌の編集を経て、フリーライターに。最近は、チャリから宇宙ロケットのネタまで幅広く執筆中。愛車は隼。最新テクノロジーと映画、猫好き。