ルノーは、近代建築の三大巨匠の一人として知られる、20世紀の偉大なる建築家ル・コルビュジエ(1887-1965)の没後50年を記念し、コンセプトカーを作り上げた。
「クーペ・コルビュジエ」のエクステリアはインパクト抜群!
「クーペ・コルビュジエ」と名付けられた、美しく極端にルーフが低いこのクルマ。長いボンネット、スリムなグラスハウス、はっきりとしたリア・アーチ、そしてダイナミックな逆ガルウイングのドアなど、あまりにも特異な外観だ。また、フロント・エンドには幾何学的なグラフィックスが与えられ、その存在感を明確に表している。コルビュジエにつながるデザインなのかどうかはさておき、一度見たら忘れられないほどインパクトのあるエクステリアを備えていることは間違いない。
市販化される予定はなし
残念ながら「クーペ・コルビュジエ」に市販化の予定はないという。「クーペ・コルビュジエ」はあくまでもデザイナーたちが新たな創造性を探るためのエクササイズだと明言している。また、このコンセプトカーはデザインの習作ということもあり、パワートレインについての言及はされていない。
現在はパリ郊外にあるヴィラ・サヴォアにて展示中だ
同車は現在、パリの郊外にあるヴィラ・サヴォアで行われている「Cars for living: the automobile and modernism in the 20th and 21st centuries(20世紀、21世紀の自動車とモダニズム)」(2015年10月22日~2016年3月20日)という展示会場にて公開されている。ちなみに、このヴィラ・サヴォアもコルビュジエの設計によるものだという。
参考 – Motor1.com
Writer:
K.Y