そろそろ各社が10月27日~11月5日(一般公開は10月28日から)に開催される東京モーターショーの出展概要を発表し始めています。
海外メーカーの出展見合わせが相次いでいるのは事実ですが、国内メーカーにとっては晴れ舞台であることに代わりありません。そのため……
数日前にご紹介しました通り、スズキは未来の「ジムニー」を展示するほか、幾つかの市販化が見込まれそうなコンセプトカーを展示する模様。四輪に関しては、かなり力が入っています。
今回ご紹介するのはスバル!どんな展示を予定しているのでしょうか?
スバルの最注目はスポーツセダンのコンセプトカー!
まずはコチラのコンセプトカー、「SUBARU VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」。安心で愉しいクルマづくりの将来ビジョンを具現化したスポーツセダンタイプのコンセプトモデルであり、東京モーターショーで目出度くワールドプレミアを迎えることになります。
将来の自動運転技術普及期を見据えており、アイサイトを核とした高度運転支援技術をスポーツセダンボディに搭載。スバルらしい安心で愉しいドライビングの世界観を提示します。
ということで、事前情報はこれだけですが、公開された写真からは、未来的ではあるものの、相当程度近い未来を表現していることが伺えます。これは最注目モデルと言って良いでしょう。
「S208」や「BRZ」の限定車を展示!
WRX STIをベースとする「S208」は、“Sシリーズ史上最高の性能と質感を実現した究極のドライビングカー”を実現すべく、スバルとそのモータースポーツ統括会社であるSTIが共同してエンジンや足回りを専用開発。
外装のみならず、内装にも専用装備を追加した、スバル・ハイパフォーマンスカーのトップエンドモデルです。
2015年に発売した「S207」に対して、エンジン出力・加速性能の向上やカーボンルーフの採用による低重心化等の改良を施しており、スバルらしい走りの愉しさを極限まで高めています。2017年10月25日に、車両仕様詳細とともに450台限定の抽選販売方法についても発表されます。
本モデルにご興味のある方は、実車に触れるチャンスです!
BRZ STI Sportは「BRZ」のしなやかさと操縦安定性を高めた、究極の“Fun to Drive”、“Pure Handling Delight”を目指したモデル。
BRZが持つポテンシャルを最大限に引き出し、抜群の操縦安定性と素晴らしい乗り心地をさらに1つ上のレベルで両立するべく、コレまたスバルとSTIが共同開発。「BRZ」の最上級グレードとして設定されます。
ボディ剛性向上や、足回りの専用チューニングにより、ドライバーの意のままに動くハンドリング性能や、「BRZ」最上級モデルにふさわしい上質な乗り味を実現。
走りの質感に相応しい洗練された専用内外装を採用することで、「BRZ」の魅力を高めています。
特別外装色を施した「SUBARU BRZ STI SportクールグレーカーキEdition」を100台限定で発売予定とされており、2017年10月25日に車両仕様詳細とともに100台限定の抽選販売方法についても発表されます。
そしてさらに、レガシィ アウトバック「Limited Smart Edition」も展示されます。
スポーツモデルを中心に市販前提の限定車を積極展示することが分かりました。
コンセプトモデルは合計3台と充実!
冒頭にご紹介した「SUBARU VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」のほか、参考出品のコンセプトカーが、あと2台展示されます。そのうちの一つが、IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPT。
IMPREZA SPORTをベースに、より気軽に運転を愉しみたくなる、新しいスポーツ価値を提案するデザインコンセプトカーです。低重心でダイナミックな形状の前後バンパー、スポーティーで存在感のあるセンターマフラーは運転する愉しさを想起させます。
もう1台の参考出品コンセプトカーは「SUBARU XV FUN ADVENTURE CONCEPT」。SUBARU XVの特徴の一つであるタフでラギッドなデザインを一層強調したデザインコンセプトモデルです。
アウトドアアクティビティーを思い切り愉しむことのできるSUBARU XVの世界観を、専用オフロードタイヤとそれに合わせて更に力強いデザインに変更したクラッディングにより表現しています。
個性が明確になったスバルは要注目メーカーに成長した!
いかがでしたでしょうか?万人ウケを狙わず、個性を明確にする戦術に舵を切ったスバル。東京モーターショーでは、実に魅力的なラインアップで出迎えてくれるようです。
またまた、ショー当日が楽しみになった筆者です。