筆者の愛車がスバル「インプレッサ」というのもあって、スバル車のカスタムカーに関しては他のクルマよりも興味関心が強くなります。今スバルでは、スポーツツーリングワゴン「レヴォーグ」、コンパクトSUV「XV」を中心に人気を博しています。
関西・大阪府岸和田市にある「オートプロデュース A3」は2台のスバルチューンドカーを、この東京オートサロンに持ち込みました。そしてこの2台が、なんとも筆者にとってはたまらないものに仕上がっていましたので、ご紹介したいと思います。
AGRESS LEVORG tuned by A3
「AGRESS LEVORG tuned by A3」は、一見レヴォーグのチューンドですが、なんとメカニズムをGRB型のインプレッサ WRX STI SPEC Cのものに換装しています。つまり、エンジンはFA20ではなくEJ207に。ミッションはCVTから6MTになっております。当然ながら、スバル独自のセンターデフ・DCCDも移植されています。
インテリアも、シチュエーションに合わせてエンジンの出力特性を変化させるSIドライブシステムのダイヤルもあたかも元々そこにあったようにシフターの後ろに置かれています。見づらいですが、メーターはVAB 現行 WRX STIの280km/hメーターに変更されています。
細かいところですが、助手席側のサイドミラーには現行WRX STIのB型から追加された安全装備”アドバンスドセイフティパッケージ”の1つであるサイドビューモニターが移植されています。
LEVOPERZA A-Line tuned by A3
そして前出のレヴォーグの隣に目をやれば、”その”レヴォーグのメカニズムと、WRX STIの足回り系を移植した「LEVOPERZA A-Line tuned by A3」が展示されていました!
もともとスバルのラインナップにあると思わせるぐらい見事に仕上がっていますね。フロントウィンドウにはスバル自慢の安全装備「Eyesight Ver.3」が装着されていますが、問題なく作動します。まだ完成したばかりで、これからさらにカスタマイズしていく予定のようです。
ちなみに、レヴォーグ A3は、700-800万円前後で同じものが製作できるとのこと。昨年の東京モーターショーで発表直後に完売してしまったスバルのコンプリートカー「S207」を惜しくも購入できなかった方が「それぐらいの値段で作れちゃうのかー…」と興味津々だったそうです。
同店のショールームまで足を運べば、助手席での同乗試乗もできる(要お問合せ)ようですので、理想のスバル車の一つとして興味のある方は是非!