旅の空で思い出すロードムービーランキング!ベスト3

長距離を走る時に多々あるのだが、早朝に出る予定だったが、前日の夜に仕事も終わり荷物の準備が終わると、「今出てしまおうか」という事がある。

気ままなひとり旅だし、誰に気兼ねすることもないのだから。特にこれからの暑い季節は年に何度かあることだ。夜の高速を走り出す。途中で当然眠気に襲われるのだが、そんな時には直ぐにパーキングで野宿だ。

テントを張るわけでもなく、深夜の無人のベンチに横になり、ジャケットを頭にかぶれば寝床の完成。蚊に悩まされることがなければ、短時間だが意外と深い睡眠が出来る。

つい先日も岩手まで600キロ程の距離を走るのに、仕事を片付けた20時過ぎに家を出た。5月らしからぬ暑い日が続いていたが、さすがに深夜の東北道。福島のサービスエリアで寒さと眠気にやられて眠ることにした。

晴れ渡った夜空の星のせいか、寒さのせいか、走り続けて妙に気が張っていたからか直ぐに眠りの中に入れない。
こんなときに何故か思い出すのが、昔観た映画だ。特にロードムービーが旅の空には似合っている。

福島の夜空を見上げながら、頭の中では色々なロードムービーが思い出された。

肩ひじ張らずにまず観てみる

ロードムービーと聞くと「ファンダンゴ」や「バッファロー’66」等を映画評論家は絶賛するのだが、内容がなかなか分かりにくく、そのうちに眠くなる。それで「ロードムービーは駄目だな」となってしまう人が結構いるのだ。

だが、芸術性や文学性の高い作品も多いことは確かだが、身近に面白いロードムービーは結構溢れている。だからあまり気負わずに素直に観てもらいたい。

ロードムービーの代表作とは

実に多くのロードムービーがあるのだが、有名なところでは、「イージー☆ライダー」「世界最速のインディアン」等もそうだし、「スタンド・バイミー」、邦画なら「幸せの黄色いハンカチ」等もロードムービーだ。

これらの有名作品を見たら次にオススメなのは、「アバウト・シュミット」だ。ジャック・ニコルソンが悲しい男の役を演じるのだが、場面場面が綺麗な絵画のような美しいカットの連続で、内容も分かりやすく素晴らしい作品だ。

「ストレイト・ストーリー」はデヴィット・リンチ監督作品。時間受軸が交差するリンチ作品は難解なストーリー作品が多いのだが、これは分かりやすい。年老いた男が、長年仲たがいしている実の兄に会いに50キロ程の距離を、時速8キロの芝刈り機に乗って向かうのだが、その道中に数々のドラマがある。キャンプ場で若者と話しているシーンなどステキな台詞が満載だ。

「スケアクロウ」はヒッチハイクで車の奪い合いで知り合う、ジーン・ハックマンとアル・パチーノの名作中の名作だ。内容は語らないが、レンタルして観て損はないだろう。

このあたりの作品が好きになれればもうロードムービーの虜と言ってもいいだろう。

そんなロードムービー好きが勝手に選ぶベスト3は

■第3位「さらば冬のかもめ」

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やはりジャック・ニコルソン主演の男のアメリカン・ニューシネマ。
海軍の新兵が募金箱を盗もうとして刑務所に送られる。それを護送する二人の兵士が新兵に人生とは男とは、兵隊とは何かを教えて行くのだ。

道中はどんどん楽しくなるのだが、旅はやがて終わる。途中で教わった手旗信号で「ブラボー・ヤンキー・ブラボー・ヤンキー」つまりは「BYBY」バイバイと信号を送り逃走をはかるのだが…。楽しくなり、悲しくなり、頭を揺さぶられるかのように感情を弄ばれて、それでいて心地良い映画だ。

第2位「イントゥ・ザ・ワイルド」

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裕福な家庭で育った大学を卒業したばかりの主人公が、全財産や身分証明すべてを燃やして放浪の旅に出る実話をもとに作られた映画。全米を放浪し、金や文明にどこまでできるかと最後はアラスカの荒野へ。魚を取り、動物を撃ち、持参した米で暮らすのだが、自然に遮られ街に出ることが出来なくなり、最後は餓死するのだが、結果を知っていても面白く観られる。

放浪は究極の旅だと思うが、けれどやはり帰れる旅がいいな、と安全運転になること間違いなし。

そして第1位は「パリ・テキサス」

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ヴィム・ベンダース監督作品。難解な部分もあるが、画面と音楽担当のライ・クーダーのスライドギターを聞いているだけで心地よくなれる。この二人のコンビは名作「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を後年に生み出している。

パリとはテキサス州にあるパリスという街で、寡黙な男がそこに向かうのだ。途中で倒れて病院に運ばれるのだが、自分が誰なのかすら名乗らない主人公。

旅の空でなんとなくその主人公と自分をオーバーラップさせてみる。寡黙に何も語らずに、眠りから覚めたら旅を続けよう。なんて訳の分からないひとりニヒルを演じられる。

旅の空にロードムービーはピッタリだ。自分の好きなロードムービーを見つけて、旅を楽しんでみよう。

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オオモリシゲユキ

オオモリシゲユキ

バイク・アウトドアが大好きな放浪ライターと書くと格好良いがただのオヤジライター。加齢臭気にしつつ今日もバイクで走ります。得意分野は外見に似合わず文章