赤・アオ・黄色…あれ?日本の信号機って矛盾してる!?

日本人の99%以上は信号機の色を聞かれると「赤・アオ・黄色」と答えるだろう。しかし、「アオ」の実際の色を見ると「緑」…。この違いもほとんどの人がわかっている。ではどうして違う色を言ってしまうんだろう。はっきり言って教育のせいとしか言えない。

ミドリは緑、青ではない!

信号色は国際的に定められている。ミドリは「緑」なのだ。決して青ではない。でも教育では青と教えている。

昭和初期、日本に初めて入ってきた信号機は当然、今と同じ色だった。だが、日本には昔から「緑」を「緑色」という言葉で表現する文化があまりなかった。不思議な話だが、りんごの色が緑色でも「青りんご」と言うし、バナナだって黄色になる前は緑色なのに「青いバナナ」などと言う。緑一色に染まった草原や景色、新鮮な野菜などを「青々としている」と言うだろう。この説以外にも幾つかあるらしいが、日本では未だに信号機の色は「赤・アオ・黄色」なのだ。

青信号の呼び方は法令でも定められている

驚くべきは、この言い方が法令で定められているらしい。警察でも学校でも一般社会でも「アオ」で、これは正しいのだ。表現や言葉に厳格なテレビのアナウンサーでさえ、「青信号」と堂々と言っている。

個人的には少しでも早く「緑」と訂正してほしい。だって間違っているんだから。文化的なものの保存は非常に大事だと思うが、全世界のほとんどで共通にしている信号機の色を違う色で呼ぶのはやっぱりおかしい。青色は信号機の色とは別に、独自の国際信号色として存在するのだから。

「アオ」と「ミドリ」は違う色…

先日、アメリカ人の友人が不思議そうに言っていた話だが、観光で訪れたアメリカで、レンタカーを運転していた日本人女性が交差点で事故を起こした。

英語があまり話せない彼女に、警察は日系4世の警察官を通訳として呼んだ。そのとき彼女は「間違いなく信号はアオでした」と何回も言ったらしい。通訳は素直に「アオ」と翻訳した。不振に思った警察官は、何度か信号の色を確認取ったが、それでも彼女は「アオ」と言う。結果的に彼女でなく、信号無視をしたのは相手側だったということは認められたのだが、今度は別件で彼女は問われることとなった。「色盲、もしくは色弱」の疑いである。そんな状態であれば信号機の色が判断つかず、当然、車両の運転はできないだろうと問われたわけだ。恐らく彼女は色盲でも色弱でもなかったことだろう。

この問題を考えているときに一つ気づいたことがある。確かに日本語では「緑」という言葉をあまり使わない。不思議な話だけど、表現的に「緑色」を言葉で表すことが少ないのだ。専門職の人は別かもしれないが、一般の人たちは確かにその通りだ。もちろん「緑色」の存在は頭では十分わかっているのだが…。しかし、やはり「アオ」と「ミドリ」は違う色なのだ。

2016年という時代で常に国際的になろうとしている日本で、どうしてこんな基本的なことが間違っているのだろう。

松並学

松並学

広く、浅く、何にでも興味を持ってしまう老人一歩手前の九州人。カップルのことをアベックと言いそうになることを一番注意している今日この頃。