以前『ストリートスタイルの「バイカーズ・ファッション」を紐解く』でも紹介した、コンバースUSA限定で復刻された、”70’sチャックテーラー”ですが、そのチャックテイラーに、新素材バージョンが登場しました。
アウトドア好きなら知らぬ者はいない”Polartec®”
そのチャックテイラーが今回採用した新素材というのが、アウトドアに求められるほぼ全ての素材を開発する、アメリカを代表するファブリックメーカー「Polartec® 」の、”Polartec® パワーシールド・プロ・メンブレン”です。
この素材は画像の通り耐水素材なので、雨や雪、氷といった環境下でも水の侵入を防ぎつつ、透湿性にも優れているため、靴の内側からも外側からもドライな履き心地を保ってくれるという高機能素材なのです。
なお、”ポーラテック”社は、アウトドア以外にもミルスペックを満たしたミリタリー向け、消防士など難燃性が求められるワークウエア向けという3カテゴリーで形成しております。 なおポーラテック社は、フリース素材のパイオニアとしても有名です。
次にチャックテイラーについて
コンバース社の”チャックテイラー”とは、日本でいう”オールスター”のことで、「コンバースの靴」といえばコレのことです。
ただ、今回ご紹介している”70’sチャックテイラー”は、”70’s”というところがミソで、1960年〜1970年代に販売されていたオールスター(チャックテイラー)の復刻バージョンなのです。また、日本では販売されておらず、アメリカ限定企画なので、マニア垂涎のアイテムといってもよいでしょう。
ちなみに、現行モデルとチャックテイラーの違いをざっと挙げますと、
- ミッドソールとトゥ部分のラバーが、チャックテイラーの方が黄色味がかっている
- アウトソールがチャックテイラーの方が厚く(約5mm程度)、艶のあるラバーを使用
- インソールも、チャックテイラーの方がフカフカ
- チャックテイラーには、裏にあて布があるため、サイドステッチが入っている
- 靴紐を通すハトメ部分はチャックテイラーはアルミ製、現行モデルはスチール製
- ヒールパッチは、チャックテイラーが黒、現行モデルは白
- ベロは、チャックテイラーがラウンド型で、現行モデルは角ばっています
- ベロの甲部分は、現行モデルは”ALL STAR”のネームが縫い付けられ、チャックテイラーは何もなし
と、ここまで違うのです。
ちなみに色は、クレマチスブルーとガーゴイルグレーの2色展開となっています。
コンバースのオールスターは、履きやすく、どんなスタイルにもマッチするので、読者の中には愛用者も多いでしょう。
しかし、他の人と一歩差をつけるなら、こちらのUSA限定”70’sチャックテイラー”の、”ポーラテック”素材バージョンをチョイスしてみてはいかがでしょうか。
【参考リンク】
CONVERSE WEATHERS THE ELEMENTS WITH THE DEBUT OF THE ALL STAR CHUCK ’70 POLARTEC