塗装のマスキングや養生等に使うために貼ったり剥がしたりするときに都合が良いように粘着力が弱いテープがマスキングテープ。
しかしマスキングテープにも色々あり、厚さや素材はもちろん、耐熱温度や粘着力、引張強度や伸び率なども細かく作られている。つまり様々な種類から選ぶことができるのです。
曲げに対する柔軟性を求めるならコレ!
塗装用マスキングの大手としては「スリーエム」、「ニチバン」、そして「日東電工(ニットー)」が広く知られているだろう。そんな中、車両用として細いラインを引く用にニットーが作ったのが今回ご紹介するニットーの「ボディコンテープ」。
マスキングテープとして一般的な素材の和紙ではなく、塩化ビニールを使ったマスキングテープなので伸び具合が全然違います。強く引っ張ってもちぎれづらく変形も少ない。
それではボディコンテープの曲げに対する柔軟性を見るために、実際に曲面に貼ってみましょう。ファニーズカスタムサービスの川口さんに協力して頂きました。
曲面でも柔軟に曲げられて、直線でも伸び難い。安定した幅のラインが引けます。カッターで切るのですが、その時にもスパっと切れてくれるし、テープの刃離れも良い感じ!
他社製よりも曲面に馴染んでくれて、直線も引きやすい。スリーエムとニチバンの中間ではなかろうかといった立ち位置かと。
曲線・直線兼用の用途は伊達じゃない! 用途にもよるのだろうが、塗装用に使うなら粘着力がもうちょっと欲しい感じではあったが、かなり使い勝手は良い。
幅は2mm、3mm、5mm、12mmといったラインナップ。スリーエム&ニチバン派の方も一度使ってみて欲しい。
しかしまあ「ボディコンテープ」という名前のインパクトはデカイと思う。このアドバンテージだけで職人さんたちも一発で覚えてくれそうだ。
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参考 – 日東電工
取材協力 – FUNNY’S CUSTOM SERVICE