自転車の盗難は、以前より深刻な問題であり、日本はもちろん世界各国でも大きな問題である。
それにより自転車愛好家たちは、ごっつい鍵をタスキがけにして愛車に乗るというような、お世辞にもスタイリッシュとは言えないスタイルでペダルをこぐことを強いられていた。
しかし、今回紹介するのは、そんな盗難の恐怖に怯えることのない、斬新なロックシステムで愛車を守ってくれる、画期的な自転車である。
それ鍵なんですか!? アイデア勝ちの盗難防止自転車
まずは、こちらの画像を見ていただきたい。イタリアの自転車メーカー”MilanoBike”が開発した、スタイリッシュなフレームデザインが目を引くビーチクルーザー”FrameBlock”だ。
なんと!この時点で、もうすでに絶対盗まれない機能が備わっているのである。
ココに鍵が仕込まれていたのである!
「そこかー!」という読者の心の声がきそうなほど、意外な場所からロックが伸びている。
そう、この”FrameBlock”は、フレームにロックを組み込んた自転車なのである。このロックを切断すると、盗難車であることが一目瞭然となり、街中を走行することや、転売することがほぼ不可能になるという目から鱗のアイデアビーチクルーザーだ。
自転車とロックが一体型になっているため、ロックを紛失したり、走行中に落下してしまうこともないというメリットもある。
「でももし自転車ドロボウが、ロック部分を完全に自転車から切り離してしまった場合、盗難車だと判明しづらくなるのでは?」と考えたあまのじゃくなそこのアナタ。そのような場合は、フレームがバラバラになって走行不可能になるよう、ちゃんと考えて設計されているのだ。
近くにポールや電柱などの固定物がない場合も安心!
近くに固定できる物がない場合でも、スプロケットにロックさせたりタイヤにロックしたりできるため安心。
こちらはちょっと無理があるような気がします…が、盗難防止効果は絶大でしょう。
ちなみにこちらのビーチクルーザーは、現在”KICKSTARTER”で出資を募っており、価格は500ドル(別途送料)となっている。また、モデルは”kickstarter Edition”と”Original”の2種類が用意され、今年の秋頃には出荷を開始するとのこと。
KICKSTARTERでの出資者募集期間を経て市販化される予定だが、市販化後の価格は600ドルを予定しているらしいので、欲しいと思った方は、今のうちに予約注文をしておくことをお勧めする。
参考 – KICKSTARTER