「ウェアラブル」といえば、”持ち運べる”という意味であり、昨今よく使われるのが、衣服状や腕時計状で身につけたまま使えるデバイスを指し、”ウェアラブルコンピュータ”などと呼ばれることが大半だ。しかし、今回紹介するのはコンピュータとはおよそ無縁なアイテム、キックボードである。
それでは、この発想はなかった!と思えるような”ウェアラブルキックボード”についてご紹介していきたい。
キックボードの持ち運び問題を一気に解決
ハンガリーのAdam Torok氏が開発したキックボード「W SCOOTER」。ユニークな点は、何といってもキックボードを腰に巻き付けられる点であろう。これにより、キックボードを使用しない時の持ち運び、保管場所などの煩わしさが一気に解決するのである。ほぅ…確かにウェアラブルだ。
デザインもスタイリッシュで、ちょっとした外出のお供にもピッタリ。
重量は2.3キロ変形にも
「W SCOOTER」の素材にはステンレスや合板、発泡プラスチック、ポリスチレンなどを使用しており、重量は2.3キログラムほどとなっている。蛇腹型の支柱部分を腰に巻きつけることで、ベルト状に早変わりする。
使い方をマスターするまで5分程度
開発チームによれば、スケートボードの経験者ならすぐに乗りこなせ、初心者であっても5分ほどの練習でマスターできるという。お手軽な移動ツールとして、申し分のないデキである。
クラウドファンディングで資金の提供者を募集中
この「w scooter」はプロトタイプの段階で、幾つかの問題をクリアするのは2016年の夏頃までとのこと。現在、クラウドファンディングのIndigogoで資金の提供者を募集中だ。
資金が集まって、商品化されたあかつきには、そこいらで腰にキックボードを巻き付けた若者の姿が見られるようになるかもしれない。
参考 – Indiegogo
Writer:
上中達也