6年間毎日、自転車で36km走っていたことがある。
その時に悩まされたのがパンク。タイヤの空気圧チェックをしていたので、リム打ちはなかったが、パンクのパターンはある程度決まっていた。そこで、私の経験した東京幹線道路の自転車パンクベスト3を紹介しよう。
(ちなみにタイヤはチューブが別になったクリンチャータイプ)
3位:空気入れ
たまに起こるのが、空気の入れ方が悪くパンクするパターン。
チューブがねじれていたり、リムとタイヤがチューブを噛んでいたりしている時にタイヤの空気圧が上がると、簡単に穴が開いてしまう。チューブを慌てて入れ替えた翌日などに起こりやすい。空気入れでパンクするとは意外だった。
2位:木ネジ
タイヤに刺さるモノといえば、画びょうや釘をイメージするが、私の経験では、確実に木ネジが多かった。刺さる現場は駅の近く。
東京の幹線道路は鉄道と並行していることが多く、数キロごとに危険ポイントが現れる。おそらく、店舗改装などで小さな木ネジが落ちている確率が高いのだろう。木ネジの形状はエッジの立っている個所が多く、タイヤでネジを立ち上げて、タイヤに確実に刺さってくれる。
1位:ガラス
クリンチャーのパンク修理はチューブを交換して、タイヤに残るパンクの原因を除去する。その時、よく現れるのがガラスの破片。そんなにガラスが落ちているのかと思うかもしれないが、よく見てみると、アスファルトのいたるとこに落ちている。
特に自転車が走る車道の端にはガラスの破片がたくさん落ちている。排水効果を高めようと、道路の形状が両脇に向かって下がっているため、雨や風などで、細かいゴミが道路端に集まるのだ。
しかし、ガラスの破片は徐々にタイヤへ食い込んでいく。タイヤ表面をチェックしておけば、軽く刺さったガラスを見つけられることもある。その時点で取り除けば、チューブまで穴が開くこともない。
以上が筆者の経験したパンクの原因。とはいえ、下ばかり見て走ることもできないので、タイヤの感触に注意して、パンクしたら焦らずに諦めるのがいい。「そんな乗り物なんだ」という軽い感覚が、自転車と長く付き合う方法とも言えるだろう。
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