これからの季節、ツーリングの楽しみを半減させてしまうかもしれないもの。それは「予定外の日焼け」です。
日焼けには2種類あります。肌が黒くなるのは「サンタン」で、”UV-A”によるもの。紫外線から細胞を守ろうと、メラニン色素ができた結果です。これが体に残るとシミの原因になりますが、もっと問題なのは”UV-B”による「サンバーン」。こちらは深刻な炎症を引き起こします。要するに軽いヤケドですから、水ぶくれになったり痛みを生じたり、時には熱を出すことも。
今回ご紹介するのは、サンバーンに弱い白人の人口が多いアメリカの医者も認めた「日焼け対策10選」。うっかり日焼けしてヒリヒリしてしまったときの対処法となりますので、是非とも心得ておきましょう。
1:湿布で冷やす
「氷のう」や水で濡らしたタオルなどで、とにかく冷やすのが先決!
2:冷水入浴
冷水シャワーを浴びたり、水風呂に入りましょう。
<水風呂の作り方>
1:酢を加える
カップ1杯(200cc)の酢(あればリンゴ酢)を加えましょう。pHバランスが酸性からアルカリ性に傾くので、個人差もありますが治りやすくなります。疲労回復効果も期待できます。
2:オートミールを加える
日本でも最近女子に人気の食べ物「グラノーラ」でおなじみになってきた、オートミール(燕麦)。お風呂に入れていいのは、砂糖など添加されていないプレーンなものです。アメリカではかゆみ止めとしての使い方も有名で、サンバーンの後にかゆくなったときにおすすめ。
3:アロエ入りローションを塗る
アロエの鎮静作用は、サンバーンによる肌の痛みを沈めるのにぴったり。実は日焼け止め効果もあるので、1本持っていて焼けそうな日はあらかじめ塗っておくのがおすすめ。海外製品にはリドカイン(世界で最もポピュラーな麻酔薬)を配合したタイプもあり、痛みを和らげるのに期待できます。
4:消炎薬を塗る
炎症がおさまらず、かゆかったり日焼け部分が熱を持ったりしたら、鎮痒消炎薬の使用もおすすめです。特におすすめは、ヒドロコルチゾンを1%以上含んだクリーム(作用が比較的ゆるいとされるステロイド外用薬)。薬局で購入してください(医師の処方箋なしでも購入可能ですが、最善はもちろん医師に診てもらうことです)。
5:鎮痛剤を飲む
痛みを素早く取り除くなら、イブプロフェンやナプロキセンなどの消炎鎮痛薬がおすすめ。薬局で購入しましょう(こちらも医師の処方箋なしでも購入可能ですが、やはり最善は医師に診てもらうことですね)。
6:ミルクで湿布する
冷たくて気持ちいいくらいの温度の牛乳をきれいな布に浸し、腫れ上がった部分に当てましょう。牛乳に含まれるタンパク質の膜が患部を保護してくれます。
7:ビタミンEオイルを使う
ビタミンEは抗酸化物質なので、炎症に効果が期待できます。ビタミンE配合のオイルを使ってケアしましょう。
8:紅茶で湿布する
紅茶に含まれるタンニン酸にも炎症を抑える作用があり、肌のpHバランスを整えるという研究結果が出ています。ポットなどで入れた紅茶が冷めたら、きれいな布に浸して湿布しましょう。
9:きゅうりパックする
きゅうりの抗酸化力と鎮痛作用を利用します。きゅうりをよく冷やし、ミキサーでペースト状にしたものを患部に塗布しましょう。顔にも使えます。
10:やはり最善策は「防御」
何といっても日焼けは「防ぐのがベスト」です。普段から面倒でも日焼け止めを使い、肌をなるべく露出せず、そして直射日光の中には長時間いないようにしましょう。
バイカーに「日光を浴びるな」と言われても困りますが、日焼けでぐったりして予定が狂ってしまうなどということもあります。
日頃から太陽の威力を見くびらずに、あらかじめ日焼け止めなどを塗ってから出かけるようにしたいものです。
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