寝床の確保が出来たら次は休息する場所が必要になる。キャンプ場についてすぐ寝てしまうというのはまずないだろう。
出来れば明るいうちにテントを立てて、自然の中で食事やアルコールやコーヒーを楽しみたい。
火がなければ始まらない
料理は出来ないという人でもインスタントやカップ麺レベル、コーヒーやお茶を入れるために火が必要になる。そのためにはバーナーが必要になる。バーナーは値段や大きさなどアウトドアショップに行けばかなりの数があるが、大きく分けて3種類に分けられる。
- 一番簡単に使えるのは家庭用カセットコンロなどと同じガスを使うタイプ。コンビニでもガスが買えるし個人的には手軽さでは一番だと思う。
- 同じガスだがボンベの形状が違う丸形。こちらの方がアウトドアでは一般的だろう。接続するバーナーの種類は一番多く、小型から大型まで揃っているので自分に合ったアイテムが選べる。また家庭用コンロと同じガスよりも丸形の方がパッキングもコンパクトに納められるので、バイク乗りにはこちらがオススメ。
- もうひとつはガスではなく燃料系がある。ホワイトガソリン、灯油、ガソリンなどを燃やす。マニア感が一番高く、持っているとどことなく「アウトドア慣れ」している感じがある。
昔はポンピングやプレヒートが必要で安定した火を作るまでに慣れが必要だったが、最近のものはプレヒートがほぼ必要ないものまであり、燃料もホワイトガソリン専用などではなく灯油でもガソリンでも大丈夫というマルチタイプが増えてきていいる。
ガソリンが使えるのなら、いつでもバイクのガソリンタンクから抜けるので便利だ。ただし微妙な弱火などが難しいので、やはり最初はガスタイプからが賢明だろうか。
それに付随して五徳問題がある。バーナーはフライパンや鍋を乗せられる五徳が付いているのだが、やはりそれほど大きくないので安定性がいまひとつ。そこで便利なのがポットスタンド。この下にバーナーを入れ上に何を乗せてもバツグンの安定力。
高さの調整なども出来るタイプなら火加減調整もできる。
くつろぎのリビングを
食事でもお茶を楽しむにも椅子とテーブルは必要だ。それにもいろいろとあるが、今回はロースタイルのアイテムを紹介したい。家で使うような座面が高い椅子やテーブルもあるが、ロースタイルはコンパクト収納に優れバイクにはぴったりだ。
椅子もテーブルも各種売られているが、形や色、できれば試しに座ってみて自分に合うものを選びたい。テーブルも安価なものでも良いものがあるので、自分のスタイルに合うものを。
ロースタイルの場合は地面に直接だと服の汚れなどが気になるので、薄手のレジャーシートなどを敷くとより快適になる。
これでテントライフがかなり楽しいモノになること間違いなしだ。
番外 アイテム
スマホ普及率もかなり高くなり、スマホのなかに好きな音楽を入れたり、ラジオも聴くことが出来る。そこでキャンプにもオススメなのがBluetooth対応スピーカー。音質もかなり良くて小型で値段も安いのでアウトドアにはピッタリだ。
ただし自然の中で人工的な音を嫌う人もいるので周りへの気遣いは忘れずに。それでも寝る時にテントの中で小さな音で自分の好きな音楽を聴くのも悪くはない。
次回は焚火と料理でより快適キャンプに、をお送りします。