ランドローバーシリーズIIのレア車両はタイヤならぬキャタピラ装備!

昨年、惜しまれつつも生産を終了したランドローバー「ディフェンダー」。1948年、農作業向けに初代モデルの生産が始まって以来、68年間生産が続けられ、累計200万台強が販売されたという名車になります。今回は、そんなランドローバーの中でも、かなり特異なモデルについて紹介させていただきましょう。

1958年製ランドローバー109シリーズII

前後輪ともにキャタピラ駆動という異様なフォルムを誇るこちらの車両。ですが、その上に乗っている本体はどこか見覚えがありませんか?そう、こちらこそは冒頭でも書いたランドローバー109シリーズII「カスバートソン」になります。

ホイールベースの長さで車種名を呼称

ランドローバーシリーズIIにはホイールベースが88インチ(2,200mm)の車両と109インチ(2,800mm)車両があり、そのサイズがそのまま呼称されていました。実際は88インチがSWB、109インチがLWBという名称となっています。

さて、こちらの109インチ(2,800mm)シリーズIIステーションワゴンは、標準10人乗りレイアウトの上に12人乗りオプションを導入しました。これは、イギリスの税法を利用することでバスと分類させ、車両自体にかかる税金が免除されるということを狙って作られたそうです。確かに12人くらい楽勝で乗れる気がしますよね。

そして肝心のランドローバー109シリーズII「カスバートソン」ですが、こちらはそんな109シリーズIIの市販後に希望者を集い、キャタピラユニットを搭載したカスタム車両として、スコットランド人のジェームスAカスバートン氏によって製作されました。

かなり特殊な車両に見えますが、他のランドローバーの車両と同じように運転可能で、特別な制御などは必要なかったようです。確かにコックピットを見てもごくごくシンプルですよね。

この特別な車両は、僅か15両しか製作されることはなかったそうで、かなりレアな一台と言えますね。ちなみにこちらはオークションに出品されるようで、推定落札金額は約6万4,000(約718万円)~7万7,000(約864万円)ドルになると言われています。

ランドローバー109シリーズII自体は、それほどレアではないかもしれませんが、「カスバートソン」は、さすが15両しか製作されなかっただけあり、かなりの高額になっていますよね。それにしても落札者は、この車両で雪山でも走るのでしょうか?コレクションルームに直行してしまうよりは、雪山などで動いている姿を拝んでみたいものですよね。

参考-hiconsymption
上中達也

上中達也

BMX、MX、スケボー、サーフィンなど横ノリ全般をこよなく愛する。クルマやバイクの新車情報や、オモシロ動画を逐一チェックする癖アリ。