コレが模型!?「モデラーGP 2016」で奥深きモデラーの世界を覗いてみよう!

タイトル画像のヨシムラ「GS1000R(XR)」が模型だと一目で見抜くのは、相当のバイク好きでも困難なのではないでしょうか? 正直に申しましょう、筆者には無理でした! でも、本当にコレが模型なのです!

今回は、来月開催予定の「モデラーGP」の過去の作品を振り返りつつ、奥深きモデラーの世界を覗いてみましょう!

モデラーGP とは?

モデラーGPとは、毎年12月にツインリンクもてぎの「ホンダコレクションホール」で開催される、オートバイ模型のコンテストのこと。

今年で14回目の開催となる同イベント、会場となる「ホンダコレクションホール」が後援団体に、そして協力団体にホンダ、ヤマハの両メーカーを始めとした有力企業が名を連ねる、国内最高峰のコンテストです。それが、どんなことになっているのか、まずは2015年作品でご覧いただきましょう!

モデラーGP 2015 作品から

優勝者:mazdaさん、模型メーカー:タミヤ、バイクメーカー:HONDA、マシン:’65 RC166

このような市販品ベースでジオラマ的な展示をしている方もいれば…

6位:ねこキックさん、模型メーカー:スクラッチ、バイクメーカー:HONDA、マシン:’15 RC2113V

これまた実車にしか見えないスクラッチモデルが出品されているのであります。

続いて、過去に出品された力作のなかから、圧巻のフルスクラッチ「GS1000R」をご紹介しましょう。冒頭に掲載したモデルは、どのようにして作られたのでしょうか?

圧巻のフルスクラッチ!

例えばフレーム。写真資料を基にして製作した真鍮製です! 直線部分は真鍮パイプで、カーブ部分は真鍮棒と、2種類のハイブリッド構造なのです。パイプは曲げるのが困難なため、そうした構造になったとのこと。パイプと棒の接合部は、棒をパイプの内径に 削って差し込み式にして強度を稼いでいます。

お次は排気系。これが何かと申しますと、木型。右の白い物体がエキパイで、アルコールランプで熱して、ガイドに巻き付けて曲げます。

モナカ部分は左のようにレジンの塊から原型を削り出した後、バキュームフォームで成型。先ほどのエキパイと組み合わせます。しかし、これで終わらないのがモデラーの恐ろしいところ!

左の筒が何かと申しますと、マフラーの中に入れるパンチングメッシュの“筒”。 何と0.1mm真鍮板に0.5mmの穴を 340個も開けたそうです。何とも気の遠くなるような作業です。

お次はエンジン。なんと!アドビ・イラストレーターで図面を描き、プラバンをカットして製作。右のように組み立て行きます。

シリンダーヘッドが組み上がるとこのようなな感じ。もう開いた口が塞がりません……。

今回は、非常にわかりやすい大物だけをダイジェスト的に取り上げましたが、オートバイの構成要素を、ほぼ同じテンションで仕上げていらっしゃいました。その精緻な作業の結果が……、

ご覧の通り!一般の人では写真を見ても模型とはわからないに違いない、見事な作品となりました!

ちなみに、この「GS1000R」は2008年の優勝作品。製作者は「ねこぱんち」さんです。

今年のモデラーGP は12月4日(日)開催!

モデラーの奧深き世界、いかがでしたでしょうか?

今年の「モデラーGP 2016」は、来る2016年12月4日(日)、ホンダコレクションホール閲覧室(〒321-3597 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1 ツインリンクもてぎ内)にて開催されます。

ご興味を持たれた方は、ツーリングがてら、ぜひ会場に足を運んでみてくださいね!

※本記事は、モデラーGP実行委員会の許可を得て、イベント・ウェブサイトより文章の一部および写真を転載させて頂きました。ここにお礼申し上げます。

参考 – モデラーGPホンダコレクションホール
Reggy

Reggy

オートバイ系雑誌・書籍編集をする傍ら、自転車輸入販売業として起業。得意ジャンルは自転車(子ども車・子ども乗せ・クロスバイク)・オートバイ・自動車・アウトドア。