たった15日間で作られたモトグッツィ「V9 Bobber」ベースのカスタムとは?

イタリアのTV番組『Lord of the Bikes』の企画として、わずか15日間で「エレガントで上品なイタリアの伊達男に向けて」製作されたモトグッツィ・カスタムをご紹介しましょう

Gentleman’s Rideと命名

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“Gentleman’s Ride”と名付けられたこの車両、制作したのはイタリアのコンストラクターAnvil Motociclette。美しいカスタムバイクの製作と共に、彼らの世界観に基づいたライフスタイルを提案することで注目を集めるコンストラクターです。

モチーフはモトグッツィ「V7 Special」

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15日間という短い時間のなかでモトグッツィの歴史を振り返り、アメリカでハーレー・ダビッドソンを押し退けて警察車両に採用され、後に「Ambassador」としてアメリカ大陸を優雅に走ったツアラー「V7 Special」をモチーフとすることに決めました。

ベースはニューモデル「V9 Bobber」

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ベースは番組スポンサーであるモトグッツィから提供された「V9 Bobber」。フロントフォークには、ヘッドライトステーを兼ねたオリジナルのフォークカバーでレトロ感を演出。ヘッドライトはルーカス製に変更。ホイールとブレーキはノーマルのままに、クラシカルな雰囲気を高めています。

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エンジンはノーマルのままですが、クラシカルな雰囲気を重視して、マットブラックにリペイントしています。

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ストライプ柄のラバーグリップを採用。レバーにはシート素材とコーディネートしたレザーが巻かれています。どこかで見たことがあるガソリンタンクはイギリス「BSA」のspitfire用です。

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ハンドルバーはノートン「コマンド」のアメリカ仕様用に変更。絶妙なプルバック具合とレトロ感がマッチしています。

サイドカーに搭載されているのは…

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驚いたことに、サイドカーに搭載されたピクニックセットも既製品ではなく、同社の手が加えられたオリジナル!

制限された時間を考慮すると「?」ですが、こうした遊び心をトコトン追求するところがライフスタイル提案型コンストラクターたる由縁です。

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そしてトドメは、この美しいサイドカー。内装はオーク材で仕上げられています。

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このGentleman’s Rideについて製作元であるAnvil Motocicletteは、「クレイジーな体験でとても面白かったけど、TV番組向けに作ったから…」と仕上がりにはあまり満足していない様子でした。確かに、サイドカーのリア周りが甘いように見えます…。

サイドカーを引く優雅なGentleman’s Rideは、一夜城的でありながら製作者の意図を明確に伝える、非常に興味深いカスタムでした。何はともあれ、Anvil Motocicletteの仕事の早さには脱帽モノです!

参考 – Anvil Motociclette

Reggy

Reggy

オートバイ系雑誌・書籍編集をする傍ら、自転車輸入販売業として起業。得意ジャンルは自転車(子ども車・子ども乗せ・クロスバイク)・オートバイ・自動車・アウトドア。