2015年は”電動バイク元年”となったのか?

2015年という年は、電動バイクという新たなジャンルが大いに動き出した年だと言っても過言ではない。国内のメーカーはもちろん、海外メーカーから国内外の新興メーカーに至るまで、様々な電動バイクが世に送り出されつつある。

ついにはあのハーレーまでもが電動バイクを開発!

ハーレーダビッドソンの電動バイク「Project LIVEWIRE」が2014年6月に発表され、2015年には試乗会が行なわれた。発売未定のプロトタイプでありながら完成度はかなり高く、市販化される可能性はあるという。全体的にスリムなボディで、車重は270kg程度。スポーツスターとほぼ同じサイズだ。リチウムイオンバッテリーと液冷三相電気モーター。最高出力55kW(およそ74hp)、最大トルク51Nmを発揮し、トップスピードは92mph(約148km/h)にも及ぶ。フロントフォークはフルアジャスタブルの倒立式で、リアサスペンションはカンチ式モノショックとなっている。ブレーキは前後ともシングルディスクとし、ファイナルドライブはハーレーらしくベルト駆動。航続可能距離は未発表だが、フル充電は3時間半程度で可能とのことである。

2015年3月25日 から発売開始された国内新興メーカーの「zecOO」

ゼクーモータースという国内の新興メーカーが開発した電動バイク「zecOO」。非常に近未来を感じさせるフォルムの電動バイクだが、こちらはすでに2015年3月25日から発売が開始されている。ZERO MOTORCYCLES 社製パワーユニットを搭載し、最大トルク144Nm、最高速度160km/hとなっている。100Vで8時間の充電で、航続距離も160kmだとか。部品の大半がアルミ合金ブロックからの削り出しで、ハンドメイドで組み立てられる為、888万円と非常に高価になってはいるが、49台の限定生産で、オーダーメイドということを考慮すれば、納得の金額である。

ちょっと古いが、カワサキが2013年発表のコンセプトモデル「J」

カワサキが2013年に発表した電動三輪ビークル「J」は、電動かつ3輪という、非常に斬新かつ近未来な作りのコンセプトモデルだ。パワーユニットについては言及されていないため性能は不明だが、カワサキが開発したニッケル水素電池「ギガセル」を搭載しているとのこと。しかし、2年間動きがないところを見ると、もしかしたら、こちらはコンセプトモデルのまま終わってしまう可能性が高い。

ヤマハからは2車種の電動バイクが発表されている

ヤマハが東京モーターショー2015で発表した電動バイクは2車種。こちらは前輪にインホイールモーターを組み込んだコンセプトモデルの「PES2」。リアはベルトドライブになっているので前後駆動が可能となる点が最大の特徴だ。フロントフォークは片持ち式となっている。

「PED2」。2WDなのはPES2のみだが、PED2はEVのクリーン&サイレント性を生かして自然の中を静かにゆったり楽しむマウンテントレールギアという位置付けとなっている。

打って変わって現実的な電動スクーター「E-Vino」

打って変わって非常に現実的ですでに市販化もされているヤマハの「E-Vino」。同社の「Vino」をベースにした電動スクーターだ。着脱式の新型50Vリチウムイオンバッテリー(重量6kg)を搭載。最大充電で29kmまで走れる近距離用の電動スクーターだ。価格は23万6,520円。

ホンダの名車「スーパーカブ」もすでに電動化されている

こちらは以前、紹介させて貰っているが、2015年東京モーターショーでお披露目されたホンダが誇る名車「スーパーカブ」の電動バージョン「EV-Cub Concept」。初代スーパーカブから続く「扱いやすく経済的な二輪車」というコンセプトで開発されている。バッテリーを車体中央の低位置に配置することで、取り回しやすさを追求しているという。

当たり前のように電動バイクを見かける日はもう目前だ!

すでに発売されているモデルから、コンセプト段階のものまで、玉石混淆、様々な電動バイクを紹介させていただいたが、もう街中で電動バイクを当たり前のように見かける日は目前となっている。

今後の二輪業界は、まだまだガソリンエンジンが主流を占め続けるのか、はたまた電動バイクが普及していくのか?

どちらに軍配があがるかは現段階では判断できないが、電動バイクが実用化されていることだけは確実である。

参考 –  ヤマハ発動機HONDAHDJカワサキzecOO

K.Y

K.Y

スーパーカーやバイクなどの乗り物と音楽と洋服が好きなガテン系中年ライター。どんなものでも中身はハイテク外見はローテクが理想のカタチである。