2016年総まとめ記事も終盤を迎えました。今年のイタリア・メーカーは、創立90周年を迎えたドゥカティを中心に、MVアグスタ、モトグッチ、ベスパなどが意欲的なモデルをリリースしました!
早速、イタリア・メーカーが2016年に発表した注目モデルを振り返ってみましょう。
ドゥカティ「Scrambler Mike Hailwood® Replica(MHR)」
ドゥカティのタイ法人が58台限定で製作した特別仕様車がコチラ。世界中からオーダーが入り、あっという間に完売したそうです!
人気の「Scrambler」をベースとしたカフェレーサーです。
ドゥカティ「1299 Panigale S Anniversario」
創立90周年記念モデルとしてリリースされたのが本モデル。ハイエンドなスーパースポーツ・モデルをベースに、世界限定500台のみの特別な仕様に仕上げました。
ドゥカティ「Superleggera 1299」
超絶スペックを引っ提げて、世界限定500台でリリースされた「Superleggera 1299」。
最高出力215hp(158.1 kW)に対して車両重量(装備)167kg……、このモンスターを操ることが出来るライダーは、世界中を探しても、そんなに大勢いないのでは?
ドゥカティ「Scrambler Cafe Racer」
冒頭で紹介したタイ法人制作車両は特別仕様車ですが、こちらは本社製造です! 小さめのカウルやシングルシート、セパレートハンドルを装備。さらに排気系も変更されています。
そして、何よりもこの車両は日本国内でも発売されます!
ドゥカティ「Scrambler Desert Sled」
ベース車両は人気モデル「スクランブラー」。それをオフロード仕様に仕上げています。
倒立タイプのフロントフォークはカヤバ製。シルエットが足長となり本格的(なイメージ)です。フロントフェンダーも大型かつアップタイプとされています。
MVアグスタ「F3 RC」
10月開催のインターモトでリリースされた、最も注目を集めたイタリアン・バイクがコチラ!
“RC”とはイタリア語の”Repalto Corsa”の略、英語にするとRacing Departmentの意味。公式サイトでは、デザインと機能を”RC”が開発したことによるネーミングであり、単なるレプリカバイクではないと強調しています。
レーサー直系モデルでありながら公道走行が可能な「F3 RC」は、”675RC”と”800RC”の2つの排気量でリリースされました。
MVアグスタ「F4Z」
裕福な日本人コレクターのために製作されたという特別な一台です! 「Z」は「Zagato」からとったもので、四輪デザイナーとのコラボレーションモデルです。
MVアグスタ「F4 RC」
SBKのホモロゲーションのために製造された、公道走行可能ながら(ほぼ)レーシングモデルという「F4 RC」。
超ショートストロークの直列4気筒1,000ccエンジンは、公道仕様で最高出力151kW、レース仕様では158kW / 13,600rpm!
MVアグスタ「Brutale Dragster 800 RC」
最強ネイキッドと(勝手に)命名したくなる”Repalto Corsa”第3弾のハイパー・ネイキッド「Brutale Dragster 800 RC」。
「Dragster 800 RR」をベースとしており、3気筒800cc直列エンジンにトレリスフレーム+片持ちリアアームという車体構成はそのままに、軽量化と高性能化を推し進めました。
MVアグスタ「Turismo Veloce RC」
“RC”シリーズの第4弾として登場したのが、最強ツアラーと(コレも勝手に)呼びたくなりますね。
MVアグスタ「Brutale 800 RR」
ミラノショーで「最も美しいバイク」に選出された本モデル。2017年モデル最大の変更点はエンジン。振動低減と信頼性の向上が図られています。
カムチェーン・テンショナー、バルブガイド、カムシャフト、ハーモニック・ダンパー、それにエンジンカバーなどが再設計されました。
モトグッチ「V7 III」
今や伝説のモデルとはった「V7」シリーズ。その初代登場から50周年を迎え、50周年記念モデルがリリースされました!
当サイトでは、全バリエーションを詳しく紹介しています。
FB Mondial HPS125 Hipster
イタリアらしい美しい造りの小排気量モデルもご紹介しました!
アプリリア「RS4 125」「Tuono 125 ABS」
魅力的な小排気量モデル2台は、以下の記事でご紹介いたしました!
アプリリア「RSV4 FW-GP」
つい先日リリースされたのは、驚愕の新モデル! Moto GPレーサーそのもの、といった造りの本モデル。
車両そのものだけでなく、付属するサービス内容にも度肝を抜かされました!
ベスパ「946(Red)」
モデル名「946」は、ベスパ最初のモデルが誕生した1946年に由来します。ベスパ「946(RED)」は、そのオリジナル・ベスパのスタイルを、現代的に新たな解釈でデザインしています。
環境性能と燃費性能を向上させた3バルブ125ccの4ストローク単気筒エンジンを搭載。現代の交通の流れをリードできる充分なパワーを有しています。その上で、前後220mmのディスクブレーキ、ABS、ASR(Anti Slip Regulation:トラクションコントロール機能)を装備。安全性と快適性を確保しています。
ベスパ「Elettrica」
最後にご紹介するのは、近未来を感じさせてくれる Vespa の電動スクーター。
2017年下半期には市販化されるそうです。楽しみですね!
美しさと速さに磨きが掛かった2016年
いかがでしたでしょうか。2016年に発表されたイタリアン・バイクたち。
美しさと速さに、一段と磨きがかかったように思います。2017年には、どんな魅力的なモデルを発表してくれるのでしょう?