懐かしいけど新しい!ヤマハGPレーサーがモチーフのXJR1300カスタム

1,250ccの空冷直列4気筒DOHCエンジンを搭載した、ヤマハの最高峰ネイキッドモデル「XJR1300」といえば、ハイテンスチール製ダブルクレードルフレームにツインリアショックという車体構成を持つ、実に美しいネイキッドモデルとして根強い人気がありますよね。

今回は、そんな「XJR1300」に”失われた何か”を見出した、ギリシャのコンストラクターの秀逸なカスタム「The Missing Piece」をご紹介しましょう。

The Missing Pieceの製作者は?

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The Missing Pieceと名付けられたカスタムXJR1300を製作したのは、ギリシャで約30年ヤマハ正規販売店を営む老舗ショップ「Jigsaw Customs」。クラシックバイクやレトロスタイルの最新モデル、カフェレーサーを愛して止まないコンストラクターです。

そんなJigsawが選んだスタイルはカフェレーサー。古き良き時代を知るヤマハファンが懐かしみ、ネオ・レトロを好む若い世代が毎日乗りたくなるような車両を目指し製作しました。

The Missing Pieceのディテール

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このマシン最大の特徴は、この美しいワンオフのフェアリング。Acerbis製品のプラスチック樹脂製のガソリンタンクにベストマッチしています。このカラーリングとゼッケン7は…そう! イギリスが生んだ(現在のところ)最後の世界GPチャンピオンであるバリー・シーンが駆ったヤマハワークスレーサーをモチーフにしています。

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クラシカルなデザインを求めて、フロントフォークは正立のまま、車高を低くするためスプリングを加工。またクラシカルな外観を手に入れるため、18インチのスポークホイールに変更されています。時間的な制約から、スポークは既製品を使用せず、切り直して製作したそうです。

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美しいフェアリングと合わせてペイントされたシングルシートも、もちろんワンオフ。そのシート下にバッテリー以外の電装系パーツを収納することで、カフェレーサーらしいスッキリとした外観を手に入れています。

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バッテリーは、ワンオフで製作したマウントを使用してスイングアーム下に移設されています(残念ながらこの写真では確認できませんが…)。左右2本出しのフルエグゾーストも、抜かりなくワンオフ。1960~1970年代初頭のGPレーサーをイメージして製作しました。

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このマシンのもう一つの素晴らしいところは、特徴であるフルフェアリングとシングルシートカウルを簡単に取り外して、ヘッドライト&ウィンカーを装着することで、一瞬にしてネイキッド仕様に変更できるという点。これが冒頭で記した「若い世代が毎日乗りたくなる」仕様なのです!

Yamaha Yard Build Winner!

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極めて完成度が高く、それでいてユニークなカフェレーサーThe Missing Pieceは、ヤマハ・ヨーロッパが主催するカスタムコンテストである「Yamaha Yard Build」に出展するために、極めて短期間で製作されたもの。それでいて、単なるショーバイクではなく、日頃の足としても使えるようにリビルトされているところにも好感が持てます。

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そして見事にウィナーに輝いたそうです! この美しさなら、玄人ライダーから若い世代まで、納得の仕上がりですね。

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いかがだったでしょうか。

ギリシャのコンストラクターJigsaw Customsが製作した、60年代のヤマハGPレーサーをモチーフにしたカフェレーサー「The Missing Piece」。その年代をリアルタイムで体験していない筆者ですが、何処か懐かしく、それでいて新鮮に感じました。

協力 – Jigsaw CustomsJigsaw Customs Facebookページ

Reggy

Reggy

オートバイ系雑誌・書籍編集をする傍ら、自転車輸入販売業として起業。得意ジャンルは自転車(子ども車・子ども乗せ・クロスバイク)・オートバイ・自動車・アウトドア。