アメリカン・バイカーにとってのベストとは?

アメリカン・バイカーの多くはベストを着る。レザーかデニムのカットオフが主流だが、最近ではオルテガなどのネイティブアメリカン系の織物も人気が出てきている。

では何故バイカーがベストを着るのか。アメリカでのバイカー文化発祥であることは間違いなく、革ジャンの上に重ね着するカッコ良さが一番の理由だろう。

身体を晒して走るバイクだから、レザーで身体を守るのは分かるが、両腕がないベストではセイフティアイテムとは呼べないので、やはりカッコ良いファッションアイテムというのが一番の理由だろう。

自分の立ち位置の主張

MCパッチは一般的に3ピースで構成される。トップにチーム名、センターにチームのマーク、ボトムに地名や個人名などがはいる。3ピースもアメリカのMC文化からの流れだ。

ベストの重要な役割には貼るパッチで自己主張のアイテムにもなる。

自分が所属するMC(モーターサイクルクラブ)のパッチを背中に貼っているひとが多くみられるように、自分の立ち位置を示すことが出来る。

東日本大震災や各地の震災地への募金パッチなどサポートパッチも多い。

東日本大震災や各地の震災地への募金パッチなどサポートパッチも多い。

MC以外にもフレンドリーパッチなどで、どこのクラブや個人と仲良くしているのか、或はサポートパッチ等でどんなことを応援しているのかなどが分かる。

どんな場所を走っているのか

参加ミーティングパッチ。古いバイク乗り程多くなりそのパッチの年代を見るといつ頃からバイクに乗っているのかが伺える。

他に自分がどんなイベントやミーティングに参加しているのかが、そのパッチをみることで分かる。

同じミーティングパッチが何枚もあれば、毎年そこに参加していることが分かるし、一番古いパッチを見れば、バイク歴も何となく分かったりする。自分と同じパッチを付けている人とは話も弾むかもしれない。

自分の乗るバイクへの愛着を示すパッチも多い、写真は「ショベルヘッドフォーエバー」ハーレーの’66年から’84年まで製造されたエンジンの愛称を指している。

自分の乗るバイクへの愛着を示すパッチも多い、写真は「ショベルヘッドフォーエバー」ハーレーの’66年から’84年まで製造されたエンジンの愛称を指している。

好きなピンバッジを付ける人も多い

好きなピンバッジを付ける人も多い

何もつけないという主張もある。

何もつけないという主張もある。

それぞれに個性があり、同じものは決してないだろう。

それぞれに個性があり、同じものは決してないだろう。

自分の乗るバイクのパッチや、MCではないちょっとした共通を持つ仲間たちとのパッチ等、ベストには多くの情報が詰まっていて、まったく同じものはない、自分だけのものになる。

個性的な方が多いバイク乗り。結構な確率でベストを着ているが、やはりその中身も個性的であり、だからこそ愛されるアイテムなのかもしれない。

オオモリシゲユキ

オオモリシゲユキ

バイク・アウトドアが大好きな放浪ライターと書くと格好良いがただのオヤジライター。加齢臭気にしつつ今日もバイクで走ります。得意分野は外見に似合わず文章