電動スクーター「C Evolution」の市販を開始してアーバンモビリティの分野でも世界をリードするBMWモトラッド。
一般的なシティコミューターの域を脱したポテンシャルを有しているうえ、BMWらしい質実剛健なイメージを併せ持ち、さらに先進的な技術が導入された電動スクーターということで話題になりましたね!
そんなBMWモトラッドが、電動スクーターのコンセプトモデルを新たに発表しました!ということは……
BMWが見据える次の100年!コンセプト「Vision Next 100 “The Great Escape”」を発表!
同社が次の100年を見据えて発表した「Vision Next 100 “The Grreat Escape”」と「C Evolustion」の間を繋ぐ、次世代モデルを意図したものなのでしょうか?
今回は、この新しいコンセプトモデルをご紹介しましょう!
BMWモトラッド「Concept Link」
公式リリースによりますと、
「Vision Next 100」にインスパイアされたこのデザインスタディは、二輪のアーバンモビリティに求められる”デジタル・コネクティビティ”を実現します。
とのこと。また、ライダーとモビリティのニーズに焦点が当てられています。「Concept Link」は移動手段であり、コミュニケーション・デバイスでもある、とのことです。
ここまで読んで、コンセプトモデル好きの筆者も「何のことやら……」といった感じですが、それはコンセプトモデルには良くあること。めげずに詳細をご説明しましょう!
「Concept Link」のディテール
前後にストレッチされた独創的なエクステリアは、アンダーフロアに詰め込まれた電池パックと……
コンパクトな後輪駆動により実現します。バックギアを装備しており、走行中のみならず、駐輪前後の扱い易さにも配慮しています。
二次伝達にはベルトドライブが採用されています。スクーターなので一般的ですが、リアは片持ちになります。
フラットな座面のシート下には巨大なラゲッジスペースを確保。スライドドア式を採用しており、アクセスも良好です。
オレンジ色のケーブルはバッテリーと接続されており、その太さがドライブトレインの力強さを表現しています。
良く見ると、シートが車体ボディと離されていることに気付きます。これはサイドビューを軽快に見せるためのデザイン処理であり……
同時に、敏捷かつ扱いやすいハンドリングを想起させる狙いがあります。
この特徴的なフロントフェイスは空力に配慮した結果でもあります。
現在一般的なメーター類は一切廃されており、速度、ナビゲーション、バッテリー残量といった情報はライダーの視界に入るようウィンドシールドに投影されるほか、二次的情報はハンドルバー下の大型パネルに表示されます。
また「Concept Link」は非常に賢いようで、ライダーのカレンダーを熟知しており、目的地も熟知している、とのこと。当然のように最適ルートを案内してくれるうえ、希望すれば、ライダーの好みに応じた音楽を奏でてくれます。
「Concept Link」は近未来のコミューター!
いかがでしたでしょうか?BMWモトラッドが発表した新しいコンセプトモデル「Concept Link」は、予想通り、現行モデル「C Evolution」と「Vision Next 100」を繋ぐような、近未来を表現していましたね。
ゼロエミッションだからクリーンであり、デジタル時代の恩恵を受けて便利かつパーソナライズが可能。それをスマートに実現しつつも、ライディング・プレジャーをも保有する……
こうした新時代の乗り物を喜んで受け入れることが、次世代ライダーには求められるのでしょうかね?