エンジンが半分無いほど壊滅的だったBMW「R75/5」をボバースタイルにカスタム!

BMWのRシリーズと言えば、重厚なツアラーというイメージを持っている方が多はず。それをカスタムするとしたら、どうしますか? お洒落なカフェレーサーにするか、あるいは現代的なスクランブラーに仕上げるか?

今回ご紹介するのは、1974年式のBMW「R75/5」をフランスのカスタムショップ”Blitz Motorcycles”がカスタムしたところ、Rシリーズでは目面しいカスタム、ボバースタイルへと生まれ変わりました。

Black Magicの名付けられたR75/5カスタム

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BMWでは珍しいボバースタイルへのカスタマイズ。フロントフォークを5cmほどローダウンし、フロントフェンダーレス、リアフェンダーはサイクルフェンダー風のワンオフです。ボバースタイルの要とも言える前後タイヤには、ファイヤーストーンの「Deluxe Champion」をセレクト。

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Hagonのリアサスペンションも、同店にて加工されたワンオフ。ユニークなデザインのソロシートを受けるため、フレームのリアループも加工されています。こうしてボバーらしい低く構えたアピアランスを手に入れています。

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外装一式はグロスブラックにペイント。エンジン・排気系一式もブラックにペイントされています。ヘッドライトレンズとテールレンズ以外に、色らしい色が使われていません。マットブラックだとヤリ過ぎ、ツヤツヤのグロスブラックではボバーにはシックリ来なかったはず。このグロス塗装の仕上げ具合も技アリ!

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ハンドルバーはワイドなトライアンフ用に交換。右グリップ脇にあるのミニ・スイッチ(配線中通し)によって、スッキリ感の演出にも抜かりなし! ちなみにスイッチはセルとヘッドライトのON/OFF用。

残せるパーツはそのまま活かす!

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クラシカルな美しいメーターはノーマルのまま。賢い選択です。

ベース車両はエンジンすらまともにない部品取り車だった!

驚いたことに、この”Black Magic”のベースとなった「R75/5」、当初はエンジンが半分ない、部品取車のような状態でした! そのため内燃機もしっかり手を入れています。

ピストン・バルブなどの腰上は新品パーツに交換(と言うよりレストア用に買い足し)。キャブもリビルドしています。天下類も、信頼性の低いポイント式から、CDIに変更しています。そんな血の滲むようなレストアにより、エンジンは新車のように絶好調となりました。

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こちらがBlitz Motorcyclesのお二人、ビルダーのFred Jourden氏とHugo Jezebel氏。お二人とも独学でカスタムのスキルを確立してきた、まさに”現場叩上げ”のカスタムビルダーです。

高価なパーツを奢ったり、目を引くようなカラーリングを施すことなく、瀕死の状態の「R75/5」をここまで魅力的に仕上げたBlitz Motorcycles。これがセンスの良さであり、ビルダーの技術だと思うのは筆者だけではないはず。

参考 – Blitz Motorcycles

Reggy

Reggy

オートバイ系雑誌・書籍編集をする傍ら、自転車輸入販売業として起業。得意ジャンルは自転車(子ども車・子ども乗せ・クロスバイク)・オートバイ・自動車・アウトドア。