今年で創立100周年を迎えたBMWが、次の100年を見据えたコンセプトモデル「Vision Next 100 “The Great Escape”」を発表しました!
Vision Next 100 “The Great Escape”
ロサンゼルスで発表されたコンセプトモデル”The Great Escape”、日本語にすると大脱走です。アメリカで発表されたことから、スティーブ・マックイーン主演の映画になぞらえつつ、”現代からの脱出”といった意味を持たせています。
既存モデルから完全に自由になり、ライダーやオートバイ、そしてそれを取り巻く環境の三者が一体となることで、全く新しい経験が得られるとしています。
デザインモチーフは1923年式R32
“The Great Escape”は1923年に製造された「R32」がモチーフとされています。パワートレインの種類については明記されていません。水素燃料も燃料電池も開発しているBMWですので、今後の環境変化に合わせて対処できるということでしょう。
ボクサーツインエンジンに似た外観のパワートレインを有するゼロエミッション・ビークルとされています。
The Great Escapeのコンセプト
そのキーテクノロジーとして、走行時と駐停車時の自立があげられています。これにより、あらゆる技量のライダーが時々刻々と変わり行く環境下で、安心してBMWのモーターサイクルを楽しむことが出来ます。
未来感が現れているのは、アシスタントシステム。ライダーとモーターサイクルとの間の情報交換は、必要に応じてスマートバイザーを通じて連続的に行われます。ライダーの視界に入る情報はモーターサイクルに伝えられ、そのフィードバックがバイザーに表示されます。
安全なライディングに必要な情報が予告・提供されるので、未来のライダーは、ヘルメットやパッド入りのライディングギアから解放されます。ヘルメットメーカーさんの未来が心配ですが、ライダーは心行くまでライディングを楽しむことが出来ることでしょう。
次の100年といえば、当然私たちは生きていないのでしょうが、どんな未来になっているのでしょうか? 100年後にも世界中でモーターサイクルが楽しまれているには、あらゆる面での進化が求められるのでしょうね。