ホンダ「CBR1000RR」がカラーバリエーション変更!ついでに歴史も掘り下げてみた

ホンダは大型スーパースポーツモデル「CBR1000RR」、受注生産車である「CBR1000RR SP」のカラーバリエーションを変更すると発表した。

新たに採用されたのは精悍なイメージがするマットバリスティックブラックメタリック、ロスホワイトは車体側面にデザインされたストライプのカラーリングを一部変更し、ゴールドのラインを追加。ウインドスクリーン下部のカラーリングも変更し、アンダーカウルもレッドとなった。それに継続色となるパールグレアホワイトを合わせ、全3色のバリエーションとなる。

「CBR1000RR SP」はロスホワイトのカラーリングを「CBR1000RR」と同様に変更し、さらにホイールに施されたピンストライプのデザインも変更されることとなり、特別な仕様感をより強めることとなる。

ついでにCBR1000RRの系譜を辿ろう

かくして、「CBR1000RR」はより上質感とスポーティーなイメージを広げて販売されることとなるが、ここではそんな「CBR1000RR」の系譜を辿り、歴史を探ってみようと思う。

CBR1000RRは1990年、当時ホンダのフラッグシップレプリカの「VFR750R(RC30)」を目標にし、公道向けに等身大のスーパースポーツモデルというコンセプトの元、作られた「CBR750RR」が元祖になると言われている。しかし、この「750RR」は「VFR750R」とのバッティングを避けようということになり、市販されることなく歴史に埋没していくこととなる。

CBR900RRが市販車の元祖

そうしてバッティングを避け、エンジンを900ccとし、誕生したのが「CBR900RR」である。軽さを最優先に設計されたことにより、デビューした1992年はあまり評判が良くなかったようだが、軽さが生み出すハンドリングの良さが話題となり、販売台数を伸ばしていく。後に幾度かのマイナーチェンジを経て、2000年の「CBR929RR」へと引き継がれていく。

CBR954RRはCBR929RRのコンセプトをそのまま引き継いだ

2002年にはCBR954RRが登場。最軽量モデルというコンセプトもそのまま引き継がれており、「CBR929RR」を全体的に進化させた内容となった。

そして2004年、「CBR954RR」の後継車として「CBR1000RR」が登場することとなる。開発コンセプトは「RacingDNAのきらめく結晶」であった。市販車で初めての採用となる電子制御ステアリングダンパーの”HESD”など、「RC211V」で培われた技術を数多く取り入れられた。外観デザインも「RC211V」を踏襲し、左右独立のヘッドライトややシートカウル後端に排出口がレイアウトされるセンター出しマフラーが採用されることとなった。

RRのコンセプトはあくまでも軽量でコンパクト

かくして、幾度かのマイナーチェンジを経てCBR1000RRは現在に至る。「RRのコンセプトはあくまでも軽量でコンパクト」であり、トラコン(横滑り制御)やモード切り替えといった電子制御を未だに搭載していない。それは制御介入をするよりも究極の「操る喜び」を届けたいというのが「CBR1000RR」のキャッチフレーズだからであろう。

カラーリングバリエーションを変更し、販売される「CBR1000RR」。この魅力に触れる機会は今かもしれない。

参考 – HONDA

画像 – Wikipedia : Banan van Dyk~commonswiki

K.Y

K.Y

スーパーカーやバイクなどの乗り物と音楽と洋服が好きなガテン系中年ライター。どんなものでも中身はハイテク外見はローテクが理想のカタチである。