海外モーターサイクル情報サイトでは、盛んにドゥカティV4エンジン搭載車の公道バージョンが報じられています。
クラウディオ・ドメリカーリCEOが、同車を開発中であると発言したとか、しないとか……。
そんな折、Ducatiのレース部門”Ducati Corse”より、V4エンジンを搭載した同社のMOTO GPレーサー「デスモセディッチ」2017年型が発表されました!
デスモセディッチ 2017年型
エンジンは、水冷V型4気筒DOHC16バルブのエヴォ・デスモセディッチ。総排気量は上限一杯の1,000cc、最高出力は250HP以上。そのエンジンを搭載するのは、アルミ製のツインスパーフレーム。
最高速度は350km/h(218mph)とされています!
昨シーズンは多くのマシンが装備していたウィングレットですが、今シーズンから禁止されたので装着されません! その代わりとなるような空力面での特徴的な装備は見当たりません。
複雑な取り回しのエグゾーストはアクラポビッチ製のフルチタン。
ご覧の通り、シートカウル、ヒートガード等は基本的にカーボン製です。
フロントフォークはオーリンズ製のレーシング倒立48mm FGR。ブレーキはブレンボ製モノブロックキャリパー(4ピストン)に340mmのカーボン製ダブルディスクという組み合わせ。フェンダーはカーボン製です。
リアアームはカーボン製。写真では見えませんが、リアショックはフロントと同じくオーリンズ製品。ファイナルドライブはD.I.Dのチェーン。リアブレーキはステンレス製シングルディスクに2ピストンキャリパーという組み合わせ。前後タイヤは17インチのミシュラン製です。
そして乾燥重量は157kg。こんなマシンを操るのは……、
新たに加入したホルヘ・ロレンソ選手と、継続となったアンドレア・ドビツィオーソ選手の二人。
公道バージョンの発売はあるのか?
MOTO GPでのドゥカティの活躍と、そのV4エンジンを搭載した市販モデルの開発……。2017年もドゥカティから目が離せませんね!