ウッドシートが超斬新!フランスの電動バイクはヤマハのあのモデルにそっくり!

フランスで、なんとウッド(木製)シートを採用した電動バイクが登場! しかもこのバイク、同じくウッド製シートを装備したヤマハ製バイクにそっくりなのだ。

問題のバイクは、Expemotion社が製作した「e-Raw Electoric Bike」。ウインカーやテールランプなどがないことからもわかる通り、プロトタイプとして作られたものだ。デザインを担当したのは、新進気鋭のデザイナーMartin Hulin氏。プロトタイプといっても、これをベースに量産車を作るというよりも、「Hulin氏のデザインを現実のカタチにしてみました!」といった、アート的な意味合いが強いバイクだ。

合板で美しい曲線を表現

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スチール製パイプフレームを採用したこのモデル。ちなみに、フレーム内のモーターやバッテリーは、すべてダミーのモックアップだ。

そしてシート。合板を重ねて弾力性を持たせた正真正銘のウッド製だ。電動バイクは燃料タンクが不要のため、木製シートがその場所を占拠。しかも、このシートは浮いているのが特徴。厳密には、フレームに4か所のステーで固定されているが、他の部分はフローティング。これにより、ウッドシートの存在がより強調され、木が持つ独特な雰囲気や滑らかな曲線が、このバイクのスタイルに美しささえ感じさせてくれる。

ヤマハは楽器とバイクの会社がコラボ

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一方のヤマハ。ご存じの通り、ヤマハは楽器の製作も有名。で、このバイクは、2015年に楽器メーカー「ヤマハ」とバイクメーカー「ヤマハ発動機」がコラボして作った「√(ルート)」というモデルだ。

フランスで開催されたデザインショーに両社が出展する際の企画、「project AH A MAY(プロジェクト アーメイ)」内で製作されたものだ。デザインは、楽器デザイナーであるKazuki Kashiwase氏が担当。固定観念にとらわれない、自由な発想が高い評価を受けていた。

木の風合いや曲線は同じく見事

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ご覧の通り、「√」のウッドシートも浮いている。 2台の大きな違いは「√」はガソリンエンジンを搭載し、前方まで伸びたシート下に燃料タンクもあることくらい。弾力性がある木を使うことで、滑らかな曲線を描いたシートのデザインは、どちらも甲乙つけがたいほど秀逸だ。

無機質なものに木の風合いプラス

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どちらかが、どちらかを真似たかどうかは不明だが、「e-Raw」をデザインしたHulin氏と「√」をデザインしたKashiwase氏、日仏2人のデザイナーが、どちらもウッドシートを思い付いたというのが面白い。

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いずれにしろ、無機質なオートバイという乗り物に、ウッド…木の風合いをミックスさせたアイデアはなかなかだ。実際に乗ると、おそらくお尻が痛くなるだろうが。

参考 – e-Raw electric Bike Features Elastic Wooden Seat with Steal Frame(Tuvie)

平塚直樹

平塚直樹

バイクやクルマ系雑誌の編集を経て、フリーライターに。最近は、チャリから宇宙ロケットのネタまで幅広く執筆中。愛車は隼。最新テクノロジーと映画、猫好き。