ハーレー・ショベルヘッドをイギリス人がカスタムしたらトラっぽくなった!

バイク好きの中でも、ハーレー・ダビッドソンは特別なバイクとして認知されていますよね? 一部例外を除いてどのモデルもロー&ロングなシルエットであり、大きなVツインエンジンを搭載しています。

今回ご紹介するのは、イギリスのレース好きがカスタムしたショベルヘッド。それが実にエレガントかつトラディショナルで、ハーレーに興味のない方でもグッと来る仕上がりなのです!

Walt Seaglによるカスタム、”Speed Glide”

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製作したのはイギリスのレース好きコンストラクター”Walt Seagl”。当サイトでは以前も、同社が製作した”クラシカルな耐久レーサーのようなMV AGUSTA“をご紹介しています。イタリアン・バイクをレーサー・ライクに仕立てあげる技術力に定評のある同社ですが、今回ベースに選んだのはハーレー・ダビッドソンのショベルヘッドです。

こちらのカスタムマシンは、アメ車コレクターから依頼されて製作したのだそうです。依頼内容は「60年代~70年代を想起させ、それでいてショベルヘッドのオリジナリティを損なわないように!」とのこと。結構なムチャ振りですね…。

Speed Glideのディテール

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エンジンは完全にオーバーホール。パフォーマンスにこだわる同社らしく、軽量フライホイールとハイカム、それにハイコンプピストンを組み込みつつ、ポート加工を実施。素晴らしく吹け上がりの良いエンジンに仕上げています。

向上させたパフォーマンスを受け止めるべく、フロントにはCeriani製GPフォークをベースに、フォークスプリングはProgressive製品を加工して使用。それに合わせるリアサスペンションにはWorks Performance製品を加工して装着。実に手が込んでいます。ちなみにブレーキキャリパーは前後共にブレンボ製をセレクト。ハイテクなパーツを随所に散りばめつつも、しっかりと70年代の雰囲気が漂っています!

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ロー&ロングのスタイリングを維持しつつもヨーロッパのテイストを加えるため、フレームは同社がワンオフ製作。地味な加工ですので目立ちませんが、全体のバランスも考慮したこだわりが伺えます。

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この美しいガソリンタンクもWalt Seaglがワンオフで製作したもの。アメリカ人のカスタムとは違って何処かヨーロッパの香りがするのですが、それでもしっかりとアメリカ的。独特の味わいがあります。

ペイントはトライアンフ・T140あたりを彷彿とさせます。この辺りはイギリス人たるセンスなのでしょう。

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単体で見れば60~70年代の欧州車イメージのシートも、他車の流用ではなくワンオフで製作。マットブラックペイントの施されたエキパイ&サイレンサーももちろんワンオフです。

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リアビューを見ると、70年代のトライアンフにも似た雰囲気ですね!

欧州車の香りを漂わせるのがポイント!

やり過ぎない範囲でキッチリとパフォーマンス(と体感的なレスポンス)を向上させつつ、外観に60~70年代の欧州車の香りを加えたことで、見事にオーナーの要望に応えた、見事な仕上がりのSpeed Glide。こんなハーレーなら英国トラディショナル好きも興味を持っていただけるのではないでしょうか?

参考 – Walt Seagl

Reggy

Reggy

オートバイ系雑誌・書籍編集をする傍ら、自転車輸入販売業として起業。得意ジャンルは自転車(子ども車・子ども乗せ・クロスバイク)・オートバイ・自動車・アウトドア。