オールドスクール系のハーレーダビッドソン・カスタムに定評のある、ドイツのカスタムショップ「EHINGER KRAFTRAD」。アメリカの人気カスタムショー「BORN FREE」などにも出展歴があるため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
そんなドイツのドイツのカスタムショップ「EHINGER KRAFTRAD」が、なぜか新商品としてお酒(ジン)をリリースしたのでご紹介いたします。
ハーレー愛溢れるジン「ARCHAEOLOGIST」
日本でも、ハーレー好きのために作られた芋焼酎(オガタマ酒造より販売されている「鉄馬」)があることは周知の事実ですが、それはあくまでもラベル(銘柄)だけの話。今回ご紹介するお酒は、なんと!本物のハーレーパーツを漬け込んでしまったジンなのです!
早速ですが、こちらがEHINGER KRAFTRADの作った(正確にはプロデュースした)ジン「ARCHAEOLOGIST」。
全部で3種類あり、何やら西暦を記したものがありますが、これらはハーレーダビッドソンのエンジンイヤーを表しています。
左から1947年=ナックルヘッド、1962年=パンヘッド、1939年=フラットヘッド(別名サイドバルブ)。ラベルも、包装紙も、ボックスも、非常にオシャレですね。
1939 フラットヘッド
ガシャガシャした唯一無二のエンジンフィールを持つフラットヘッドには、カムギアが漬け込まれています。
マジでパーツ漬けちゃったのかよ…とお思いの方も多いかと思いますが、パーツはきちんと洗浄しコーティングされているため、安全に飲めるようになっています。
とはいえ、筆者を含め大半の読者はドン引きしていることでしょう。笑
1947 ナックルヘッド
ハーレー初のOHVエンジンとして、いまや超高額で取引されるヴィンテージハーレーエンジンの雄、ナックルヘッド。こちらのジンには、ナックルヘッドエンジンのアイキャッチでもあるロッカープラグが漬け込まれています。
メカニカルなフィーリングが特徴のサイドバルブにはカムギアが、ナックルヘッドにはエンジンの造形美を決定付けるロッカープラグが漬け込まれる。妙に納得のパーツチョイスですね。
1962 パンヘッド
最後にご紹介するのは、ロッカーカバーの造形が唯一無二の美しさを誇るエンジン、パンヘッドです。
やっぱりパンヘッドといえばロッカーカバーでしょう!…と思いきや、なぜかロッカーアーム…。あぁ、ウィークポイントってことですね(納得)。
ちなみに価格はパンヘッドが900ユーロ(約11万7,000円)、ナックルヘッドが1,000ユーロ(約13万1,000円)、フラットヘッドが1,100ユーロ(約14万4,000円)と、やや高額……いや、かなり高額となっています。
ヴィンテージハーレーに乗っている方であれば、自分のエン”ジン”を味わってみてはいかがでしょうか。