今春ホンダ(正確には、A.P. Honda)がバンコク国際モーターショーで発表した1台のコンセプトモデルを覚えていますか?
それは「150 SS Racer Concept」。総排気量150ccの水冷単気筒エンジン(と思われる)を搭載したカフェレーサーでした。詳細は上掲の過去記事に譲りますが……
全体的には流行のネオレトロな雰囲気を漂わせつつ、フロントフォークは倒立!そこに低めのバーハンドルとバックステップが組み合わされた、小さなカフェレーサーという佇まいでした。
「CB150R ExMotion」がタイでリリースされた!
そしてコチラが今回タイでリリースされた「CB150R ExMotion」です。
全体的なデザインイメージのみならず、シュラウドからガソリンタンクの処理、特徴的なスラッシュカットマフラーなどから、「150 SS Racer Concept」を踏襲していると言って良いでしょう。
搭載エンジンはコンセプトモデルに従い、総排気量150ccの水冷単気筒。
てっきり、彼の地における人気モデル「CBR150R」用エンジンをそのまま搭載したと想像していたのですが、ボア×ストロークが全然違います。
「CBR150R」は63.5×47.2mmと極端なショートストロークですが、「CB150R ExMotion」では57.3×57.8mmとされています。
とは言え、完全新設計との言及もなく、彼の地で生産する150ccエンジンは他にありませんので、流用したものと思われます。
一方の車体回りですが、フレームも「CBR150R」のネイキッド版とすることなく、独自のダイアモンド型フレームを採用。
注目は41mm倒立フロントフォークでしょう。太っ!海外情報サイトによりますと、なんと「X-ADV」用ではないか、とのこと。リアはシングルショックとなります。
が、しかし……ハンドルバーは思いの外アップ気味のバーハンドル。カフェレーサーと言うには物足りない感じです。
細部にも手抜きなし!
もはや、あらゆるモデルの標準装備になりつつあるLEDライトを前後に採用しているほか……
メーターも、ご覧の通り、フルカラー液晶を採用!
一切の手抜きを感じさせない仕様となっています。
PVもリリースされていますので、そちらもどうぞ!
別バージョンが出てくるとの情報も!
カラーラインアップは、本記事に掲載した4色。
そして(これまた海外情報サイトによりますと……)なんと、この「CB150R ExMotion」はベースモデルであり、今後、カフェレーサーやスクランブラーが登場する、とのこと。
BMWモトラッドの「R nineT」のように、この「CBR150R ExMotion」を基幹モデルとして、続々とバージョン違いが出てくる可能性があるようなのです。
面白いが入りましたら、追ってご紹介しましょう!