「CRF250L RALLY」が絶好調のホンダが、今年の3月に「CRF1000L Africa Twin」をベースにしたラリーモデルを公開したのをご存知でしょうか?
それが「CRF1000L Africa Twin Rally」。海外のバイク情報サイトを大いに賑わせたのですが……
「Africa Twin Enduro Concept」
今回の情報の発信源はイタリア。昨秋のミラノショーでホンダから発表されたコンセプトモデル「Africa Twin Enduro Sports Concept」が思い出されますよね。
多くの海外情報サイトでは、この「Africa Twin Enduro Sports Concept」がイタリアはローマの「ホンダR&D」がデザインされていたことから、コレが呼び水となったと判断していたようです。
実際、筆者もそう考えていて、ホンダ・ヨーロッパの様々な関連サイトを探してみたのですが、残念ながら公式な情報を得ることができませんでした。
その後、待てど暮らせど公式情報は一切出て来ず……ところがですよ、先日、YouTubeを眺めていたところ、「CRL1000L Africa Twin Rally」の実車の姿が!今回は、”MotoDays”というモーターショーで展示された同車をご紹介しましょう。
「CRF1000L Africa Twin Rally」は存在した!
「チャオ、日本の皆さん!」とは言っていませんが、今回、本車両をご紹介してくれるのは、このおっちゃん。”moto.it”というイタリアの乗り物情報サイトの編集さんだと思います。
コレは”Paolo Cci”がアフリカ・エコ・レースに挑戦したときの「Africa Twin」。”Red Moto”が製作した車両です。ホンダは、これを市販しようと考えたのです。
そして動画では、隣に鎮座していた車両に説明が移ります。
コレが待望の「Africa Twin Rally」。やっぱり、あった!これまで見た画像はどれも白バックでしたが、それらはCGにしては出来が良すぎ、しかし広報写真とは思えない質の低さでした。
しかし、コレはどう見ても本物でしょう。実車は存在したのです。
おぉ、これが「CRF1000L Africa Twin Rally」のお姿!実にカッコいい!
おっちゃんが引き続きディテールを説明してくれますので、説明に耳を傾けましょう。
サスペンション・スプリングと油圧が変更されており……
エクセル・リムとスペシャルタイヤ(ブランド不明)、ブレーキパイプも変更されています。
そしてラリーと言えばコチラ!小振りなウィンドシールドを装備しており、もちろん公道走行も可能な3つのライト(LEDでしょう)を装備しています。
まだまだ説明は続きまして、薄目のシート、テルミのチタンエグゾーストのほか、堅牢なフットレストの採用、カーボン製のカバー類を装備。
それにより、ノーマルと比較して7kg軽量、5HPアップを達成しているそうです。
CRF1000L Africa Twin Rally 市販されたのか?
パワーアップと軽量化を果たしたうえ、ラリー仕様のカッチョいいデザインを手に入れた「CRF1000L Africa Twin Rally」。
おっちゃんによりますと「スタンダード・モデルは21,490ユーロ、DCTモデルは1,150ユーロ高で、3月からホンダが販売を開始するよ!」と、断言しています。
が……今日まで、発売が開始された、という情報は出て来ないのですよね。
「CRF1000L Africa Twin Rally」は夢か幻か。何かご存知の方は、コメントしてくださいね!