ホンダ「GL200 Tiger」を「RC166」風にカスタムしたらこうなった!

ホンダ「RC166」をご存知でしょうか? 1960年代に世界中のサーキットを席巻したホンダのGPレーサーです。今回は、その「RC166」をモチーフにしたカフェレーサーをご紹介しましょう。

ホンダRC166とは?

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その前に、モチーフとされた「RC166」について簡単にご紹介しておきましょう。

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1960年代後半、ホンダが世界中のサーキットを席巻していた時代を代表する250ccクラスのGPレーサー、それが「RC166」です。それまでの4気筒から、力をつけてきた2ストローク勢に対抗するために製造されたエンジンは、空冷4ストローク6気筒DOHC。この超高回転型のエンジンは、なんと18,000rpmで脅威の60hp以上を発生したと言われています。

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6キャブレターに、6本マフラーを搭載しているのも、集合管が登場する前時代レーサーの証。車両重量は145kgで、(6気筒にしては)軽量な仕上がりでした。この「RC166」でホンダは、1966年と1967年のGPレースを支配したのでした。

Road Rebels RC166

ここからは本題。タイトル画像に掲載したクラシックレーサーをモチーフにしたカフェレーサー「Roade Rebels RC166」をご紹介しましょう。

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制作したのは、インドネシアの”Rich Richie Ride Garage”。カスタムバイク・クラシックバイク・ファッション・写真といった、幅広いフィールドで活躍しているライフスタイル提案型のブランドです。

ホンダ「GL200 Tiger」がベース車両

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見事な仕上がりの「Road Rebels RC166」ですが、驚いたことにベース車両は1998年式のホンダ「GL200 Tiger」という200ccの実用車です!

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パフォーマンスは二の次、とにかくホンダ・クラシックレーサーを彷彿とさせる外観を手に入れてストリートを楽しむため、外装類を一新しています。最大のポイントとなる美しいフェアリングはスチール製。ベース車両を丁寧に採寸、「RC166」を模しつつ、形状を決めたそうです。

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赤く塗装されたロングタンクとシングルシートもフェアリング同様、スチール製。もちろん一品物で制作されています。シートレザーも職人による手仕上げ。良く見るとシート下に電装系を賢く収納しています。これら外装をフィットさせるため、フレーム後部は切断・加工しているそうです。レーサーライクなライディングポジションとするため、セパレートハンドル&バックステップをセットしています。

ライディング・ポジションやカフェレーサー的なスカスカ感が醸し出されており、なかなかに凝っているのです。

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ところがエンジン本体はノーマルのまま! キャブレターとマフラーのみの変更にとどめているそうです。そもそもパフォーマンス重視のカスタムではなく、”気分”を楽しむためだからだとか。これも潔くて良い感じ!

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フロントフォーク、前後ブレーキもノーマルのまま。なので当然キチンと走ることができるワケで、ライダーの気分は…

気分はマイク・ヘイルウッド

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伝説のライダー”Mike the Bike”、マイク・ヘイルウッドになり切れてしまうのです! こんなカスタムで街を走ったら、それは注目されるに違いないことでしょう。

東南アジアを元気に走り回る実用車をベースにして、見事にクラシックレーサー的なカフェレーサーに仕上げられた”Road Rebels RC166″。そのバイクを自由に楽しむスタイルに脱帽した筆者です!

参考 – Rich Richie Ride Garage(Facebook Page)Honda

Reggy

Reggy

オートバイ系雑誌・書籍編集をする傍ら、自転車輸入販売業として起業。得意ジャンルは自転車(子ども車・子ども乗せ・クロスバイク)・オートバイ・自動車・アウトドア。