ホンダがリターンライダーのために本気で大人の遊び道具を作るとこうなる!

ホンダが発売した「MN4」というバイクをご存じだろうか。

「ガンダムっぽい」「”アキラ”の世界だ」と一部では大反響だったが、現状はいまひとつブレイクしていない。

MN4は何がそんなに話題になったのか?

このバイクの何がすごいかというと、やはりその衝撃的なルックスだ。大企業がこれほど大胆なデザインを市販車にしたのは大事件だと言ってもよい。

未来感溢れるフォルムで、大注目されること間違いなしだが、実はこのバイク見た目だけではなく中身も凄いのだ。

排気量が750ccで、スクーターとは違う余裕の走りを見せてくれ、”デュアル・クラッチ・トランスミッション”というシステムが、またバイク好きな心をくすぐる。

オートマモードではスクーターのような走りができ、ミッションモードにすれば、手元にあるシフトスイッチでギヤの変速を任意で出来る。750ccのパワーで、本気で峠を攻めることだって可能だ。18インチと17インチのホイールサイズもスクーターでできない走りを実現してくれる。

街乗りでも高速走行でも申し分なく、クラッチやシフトチェンジなどの操作をしなくても、本格的な走りが出来る。

そう、つまりこの「MN4」は、リターンライダーが安心して、しかもカッコ良くバイクに復活するのに最高なマシンなのだ。

ガンダム的なデザインも心踊る!

ガンダム的なデザインもリターンライダーに多い世代ではないだろうか。ぜんたいてきなデザインや走りの安心感は、説明の通りだが、ニクイ演出も隠されている。

フェアリングの奥のLEDウインカー点灯しなければその存在が分からないし、フロント左右にあるユーティリティーボックスの開閉のしかたなどは、ミサイルが出てくるとしか思えない動きと作りだ。デジタルメーターの照明はモードにより25色もの多彩だ。

650mmの低いシートに座りハンドルを握れば、まさコックピットに乗り込んだ気分になれる。

バイクから離れて数十年。そんな人が跨っても緊張感よりもワクワク感が強くなるはずだ。最初は恐るおそるでも、きっとすぐに慣れ昔の感触を思い出せば自由自在に操れる。

街中の喧騒に疲れれば、ふらりと高速に乗ってロングツーリングだって余裕で出来る。

きっとホンダの”ガンダム世代”スタッフが、デザインから走りまでに、妥協しない本気のバイクを作りたくて、何度も上司に企画書を提出したのではないだろうか。

「バイク人気が低下していようと、本気で楽しめる大人のバイクを作ってやる」

楽しくて快適でワクワクするデザインのNM4の根底には、そんなデザイナーや技術者の心意気まで感じられる。

カラーオーダーもできるため、他にはない好みのカラーリングで、自分だけのNM4に乗ることもできる。

ほんの10年前に、誰がこんなバイクが市販されると想像出来ただろうか。子供の頃に夢見たフォルムがここにある。これこそホンダというバイクメーカーが本気で作った大人のバイクだ。

オオモリシゲユキ

オオモリシゲユキ

バイク・アウトドアが大好きな放浪ライターと書くと格好良いがただのオヤジライター。加齢臭気にしつつ今日もバイクで走ります。得意分野は外見に似合わず文章