これはヤバい!ハスクバーナ「WR360」のエンジンを搭載したモンスターベスパ

筆者のベスパスプリント(1967年製)もエンジンをP200のエンジンに換装し、フロントフォークをPK シリーズから移植、フロントにはディスクを搭載し、後輪はワイドタイヤに変更…といった具合に、それなりのカスタムベスパなのですが、これには負けた…というド派手なベスパを発見したので紹介しましょう。

TEN-INCH TERROR

ドイツのハンブルグに在住しているMarek Nachlik氏がカスタムしたベスパ「TEN-INCH TERROR」は、まさにモンスターマシンとでも言うべき、最強クラスのベスパです。

パッと見、普通の「200ラリー」にしか見えませんが…、

よく見てみると色々とおかしいわけです!

Husqvarnaの「WR360」の360ccエンジンを搭載

まず、エンジンにはハスクバーナ「WR360」からエンジンを移植し、スイングアームはYAMAHA「 XS400」から流用、後輪はホンダのコムスターホイールを履き、ドラムブレーキはホンダ「CB750」から流用と、かなりのカスタム具合です。ボディをハズすと、もはやベスパの面影はないに等しいですね。悲しいかな、バランスはノーマルのベスパ(ベスパのエンジンは右側に付いている為、バランスがとても悪い)よりも良いようにも感じます。

360ccで55馬力を叩き出す!

ハスクバーナ「WR360」というバイクは、エンデューロレース用の車両で、2ストの360ccエンジンを搭載している、バカっ速マシンとして知られています。

参考 – http://www.motorkari.cz/motokatalog/husqvarna/husqvarna-wr-360.html

ちなみにこちらがハスクバーナ「WR360」です。

360ccエンジンとはいえ55馬力を叩き出すというのですから、かなりパワフルです。

なお、この「TEN-INCH TERROR」の車重は145kgとのことですので…パワフルどころかデンジャラスなマシンに仕上がっていることが容易に想像できます。

バジャジのボディを流用してフレームを補強

ベスパのモノコックボディはフレーム一体型ですので、補強があまりできないのですが、「TEN-INCH TERROR」はベスパのライセンス生産を行っていたバジャジのボディを用いることで、補強しています。本来、シート下にあるハズの燃料タンクは…グローブボックスに隠されているそうです。

確かにフロント部だけ見ると、「ラリー200」なのにボディ後ろはスプリントだったり、テールランプはスタンダードだったりと、ベスパとしても色々不思議な作りになっていますよね。サイドパネルは溶接されているようにも見えます。その分、後ろ側のボディが丸っと外れるのは便利そうです。

それでは動画もご覧ください。

いかがだったでしょうか。

残念ながら走行シーンはありませんでしたが、「TEN-INCH TERROR」の全貌は明らかになっていますよね。確かにラジェーターの配置がかなり強引な気もしますが、それ以外の部分は、かなりベスパの原型を残していて面白いカスタムですよね。

余談ですが「TEN-INCH TERROR」のロゴは、デンマークのサイコビリーバンド「HORRORPOPS」のロゴに似ていることから、オーナーさんは、バリバリのサイコビリー好きなのでしょう。

参考 – Youtube : Custom Vespa With Husqvarna 10 Inch Engine

センカクダイバー

センカクダイバー

悲運の元パチンコ・パチスロライター。ベスパ歴27年、ミニクーパー歴2年のモッズ系猛禽類。旧車を好むクセに機械イジりや整備はサッパリというご都合主義者。