バイクに光るナンバープレートがない理由とは?

昔から車(四輪車)では「光るナンバープレート」というものがあり、高級車などにはよく使用されてきている。正確には『字光式ナンバー』と呼ばれるもので、ライトを点灯させると同時に文字部分背面の光源が発光するもの。夜間でもナンバーが認識しやすくする効果がある。

この「光るナンバープレート」はあまり知られていないが軽自動車用もある。但し、昔の360ccクラスの「小板」と呼ばれる小さなナンバーには「光るナンバープレート」はない。

そして、もちろん二輪用も存在していないことはご存じだっただろうか?

そもそも認可されていない!?

原付・原付二種などではLEDとアクリル板を使って上から被せる「光るナンバープレート」を自作するユーザーは少数存在しているものの、ナンバープレートの上から装着するようなパーツ類は認可されていない。

多くの意見として「バイクに”光るナンバープレート”を付けるのはカッコ悪い」と敬遠されてきたのが一番の理由だろうが、それだけではない。スペースに余裕のある四輪車と比べて、そもそもバッテリーサイズが小さいバイクの場合は、出来るだけ余計な電力を使いたくないといった電気的な理由も考えられる。そして車体の端に装着されることがほとんどであろうナンバープレートが重くなるということは、振動対策やナンバープレート周辺の強化も必要になってくるのである。

実は「光るナンバープレート」が開発された経歴は、雪によってナンバーが認識しにくくなるのを熱源によって溶かすために考案されたもので”北の大地”こと北海道が発祥だ。雪国では二輪車はほとんど走れない。そもそも二輪用というのは検討もされてこなかったようだ。

ハーレー・ダビッドソンの”ツーリングファミリー”などのフル装備のバイクに、ファッションとしてつけるならアリかもしれないが、軽量・機動性をメリットとしているバイクには、そもそも「光るナンバープレート」というのは不向きなアイテムであったことは間違いない。

NANDY小菅

NANDY小菅

各種バイク誌で活躍しているフリーライター。バイクとアニメの探究者で著書に「アニメバイク本」、「ご奉仕大好き! メイド本」など。所有バイクは15台くらい。