カワサキが人工知能を含むICT技術を活用し、ライダーとともに成長する“人格を持つ次世代のモーターサイクル”の開発に着手したと、驚愕の発表をしたので紹介しましょう。
バイクと会話が可能になる!?
カワサキが開発するという次世代モーターサイクルは、「感情エンジン・自然言語対話システム」を活用し、人工知能がライダーの話す言葉から、意志や感情を感じ取り、言語を通じて意思疎通を可能にするといいます。
要するにバイクと会話が可能になるということですよね。筆者はおっさんなので、まずは米国の人気ドラマ『ナイトライダー』のキット(主人公の愛車ナイト2000に搭載された人工知能。めちゃめちゃおしゃべり)を連想しちゃいます。
ネットを通じてアドバイスもしてくれる
また、クラウド上のデータセンターに蓄積された車体や走行に関する膨大なデータをもとに、ライディングのための適切な情報やアドバイスをライダーに提供するほか、ライダーの経験やスキル、ライディングスタイルに応じたマシンセッティングにまで指示を出してくれるといいます。
走り方からセッティングまで、指示してくれる人工知能…う〜ん、何だか凄いことになってますね。
バイクに個性を持った人格を与える
コミュニケーションを重ねるごとに、モーターサイクルはライダーの個性を反映した独自のものへと発展。これにより、ライダーとモーターサイクルがともに信頼し、互いを高めあいながら成長していくという新しい楽しみ方が生まれます。
バイクを単なる移動手段ではなく、ライダーが操る悦びを味わうためのマシンとして、その思想をさらに高いレベルで実現するため、”バイクに個性を持った人格を与える”取り組みにいち早く注目したとのことです。
もはや、キットでなければ漫画『バイクメ〜ン』のボニー(死亡後に愛車トライアンフに憑依してしまったバイク人間)にみたいな感じを想像すればいいのでしょうか。
さすが、「RIDEOLOGY(ライディオロジー)」というカワサキ独自の思想(操ることが悦びであるモーターサイクルを実現するため、あらゆる可能性に挑戦する)を元に、動いているメーカーですね。そんな思想を体現する具体例の一つが、この個性を持ったバイクということなのでしょう。
率直に言って、かなり楽しみです。コンセプトモデルでもいいから、なる早で完成車を見せて欲しいですよね。…それにしても、そんな個性を持ったバイクが出たら、バイクの乗り換えなんかできなくなるかもしれないけど、それは大丈夫なのでしょうか。AIだけ、コンバートとか出来るんですかね。
参考 – 川崎重工