リアルバイカーが切り撮るリアルバイカーの世界

この記事が配信される頃には残り2日しかないが、東京日本橋近辺のギャラリーである写真展が行われている。

30年ほど前からアメリカに渡り、本物のリアルバイカーを撮り続け、何冊もの写真集を発表し、多くのバイク雑誌に関わってきた神山均氏の写真展『”TEN YERS AFTER ,TEN YERS AFTER & TEN YERS AFTER” REAL』。

自身も長年バイク乗りであり、日本中を走り回るのはもちろん、アメリカにも自分のハーレーが置かれていて、アメリカ人の仲間が保管してくれ渡米時にはそれで走っている。

そんなリアルバイカーである神山氏が撮り続けた写真は、ありきたりなバイカー写真ではない。

日本人がその中に入るだけで危険すら感じる時代に、本物のアメリカンバイカーの中に入り込み認めてもらう。言葉にすれば簡単だが白人中心だった文化に黄色人種が同じバイク、ハーレーに乗るだけでも睨まれそうな時代に、そのど真ん中に入り込む困難さは想像を絶する。

そうして撮った写真たちは他では見られない真実のアメリカ文化の1ページである。

クラブハウスでしかみせない寛いだバイカーの姿。

ライフルで空き缶を撃ち抜いてみせるバイカーの誇らしげな顔。

急な雨に顔をしかめながら走るバイカー。

太陽を浴びて髪をなびかせながら満面の笑みを向けるバイカー。

キャンプ場でビーンズ缶を温めるバイカー。

気取ったポーズなどはあまりないが、自然な姿を納めた写真は神山氏だからこその作品群だ。その他にも80年代のパリ・ダカールを追い続けた写真など貴重な作品が多数。

もしも現在開かれている写真展に間に合うのであれば、絶対に見逃すべきではない。

リアルバイカーが切り撮るリアルバイカーの世界

「TEN YERS AFTER ,TEN YERS AFTER & TEN YERS AFTER」REAL

期間:2015年9月9日(水)~9月15日(火)

時間:11:00~19:00(最終日17:00)

住所:東京都中央区日本橋箱崎町27-9 3F

ミカ製版株式会社 ギャラリースペース「 クリエイションギャラリー日本橋箱崎 」

入場:無料

オオモリシゲユキ

オオモリシゲユキ

バイク・アウトドアが大好きな放浪ライターと書くと格好良いがただのオヤジライター。加齢臭気にしつつ今日もバイクで走ります。得意分野は外見に似合わず文章